核の復権 核共有、核拡散、原発ルネサンス

核の復権 核共有、核拡散、原発ルネサンス

1,056円(税込)
発売日2023年10月10日

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  • ISBN コード : 9784040824581
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 13.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

それは安全保障を高めるのか? イメージ先行の国防論を冷静に読み解く

はじめに

第一章 核共有は日本の安全保障を本当に高めるのか
(1)議論の始まり
(2)核共有とは何だろう
(3)欧州核共有の歴史
(4)生き残った核共有
(5)核共有はNPT違反か?
(6)「核の傘」は破れ傘か?
(7)核共有は「安全」?それとも「危険」?

第二章 核軍縮の流れは断ち切られた
(1)核の「復権」遠のく「核なき世界」
(2)瀬戸際を迎えた核軍縮
(3)核軍縮を阻む米中露
(4)ABM条約離脱が招いた軍拡競争
(5)本格化する宇宙戦争

第三章 ロシアの弱さが核に向かわせる
(1)プーチン大統領の核威嚇
(2)ロシアが核に頼るわけ
(3)危ういロシアの核理論
(4)ロシアは核を使うのか?
(5)ベラルーシとの核共有
(6)ウクライナとブダペスト合意
(7)米露蜜月が終わった訳

第四章 核の闇市場を探る
(1)核拡散とスパイの役割
(2)イランの核問題
(3)イランは核武装するのか

第五章 日本を脅かす核保有国の現在地
(1)登場した核サイロ
(2)中国の新型核兵器
(3)台湾有事と日米
(4)切り札のAUKUS
(5)連携深める中露両国
(6)北朝鮮核開発史
(7)北朝鮮の核戦略

第六章 原発も「復権」
(1)地球温暖化対策とウクライナ侵攻がきっかけ
(2)野心的な原発整備計画
(3)日本も原発回帰
(4)注目のSMR炉
(5)原子力でも脱ロシア
(6)原発の脆弱性が浮き彫りに

著訳者プロフィール

●会川 晴之:1987年毎日新聞入社。盛岡支局、東京本社経済部、政治部、ウィーン支局、欧州総局長(ロンドン)、北米総局長(ワシントン)などを経て、2020年1月から専門編集委員。日米政府が進めたモンゴルへの核廃棄計画の特報で、11年度のボーン・上田記念国際記者賞、日本発の核拡散を描いた毎日新聞連載の「核回廊を歩く 日本編」で、16年の科学ジャーナリスト賞。著書に『独裁者に原爆を売る男たち 核の世界地図』(文春新書)、『核に魅入られた国家 知られざる拡散の実態』(毎日新聞出版)。