触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII

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触身仏 蓮丈那智フィールドファイルII

著者: 北森 鴻
968円(税込)
発売日2024年04月25日

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  • ISBN コード : 9784041140796
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 304ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

答えはない。意味もない。 民俗学は死に向かっている学問だ。

フィールドワークで災難や殺人事件に遭遇する民俗学者が存在するのか? 蓮杖那智の助手・内藤三國は、毎度の無理難題、考察に翻弄され疲弊する日々。東北地方の山奥に佇む石仏の真の目的。死と破壊の神が変貌を繰り返すに至る理由。海幸彦・山幸彦の伝説と死者の胃の中の曲玉の関係。即身仏がなぜ塞の神として祀られたのかを巡る謎。孤高の民俗学者が奇妙な事件に挑む5篇を収録。連作短篇の名手が放つ本格民俗学ミステリ!

著訳者プロフィール

●北森 鴻:1961年、山口県生まれ。フリーランスのライタ ーとして活動する傍ら、1995年に『狂乱廿四孝』で鮎川哲也賞を受賞してデビュー。1999年には短編連作『花の下にて春死なむ』で日本推理作家協会賞を受賞。『凶笑面』『孔雀狂想曲』『狐闇』『触身仏』『螢坂』『瑠璃の契り』『写楽・考』『暁の密使』『香菜里屋を知っていますか』『虚栄の肖像』『うさぎ幻化行』『暁英 贋説・鹿鳴館』などの著書がある。2010年没。

目次

目次

秘供養【ひくよう】
大黒闇【だいこくやみ】
死満瓊【しのみつるたま】
触身仏【しょくしんぶつ】
御蔭講【おかげこう】

解説 法月綸太郎
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