日本人の仏教史

日本人の仏教史

著者: 五来 重
1,584円(税込)
発売日2023年10月24日

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  • ISBN コード : 9784044007942
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 384ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

聖徳太子から明治の廃仏毀釈にいたる仏教の流れを、民衆の信仰の視点で辿る

6世紀に大陸より伝来した仏教は、早くから日本人固有の宗教観と結びついてきた。空海・日蓮・親鸞・一遍のような宗祖だけでなく、空也・円空・木喰などの遊行僧をはじめ、熊野信仰や修験道などの山岳宗教、そして高野聖、山伏、放下など無名の民間僧に注目し、その歴史を辿る。どの時代でも根底にあるのは、庶民による信仰だった。明治の排仏毀釈を経て、現代へと至る長大な歴史に、仏教民俗学の泰斗が新たな光を当てる。

著訳者プロフィール

●五来 重:1908年、茨城県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学科を卒業後、京都帝国大学文学部史学科に再入学。高野山大学教授、大谷大学教授を歴任。大谷大学名誉教授。文学博士。専攻は仏教民俗学。93年12月没。著作に『山の宗教 修験道案内』『西国巡礼の寺』『四国遍路の寺 上・下』『宗教歳時記』『仏教と民俗 仏教民俗学入門』『高野聖』『円空と木喰』『鬼むかし 昔話の世界』『先祖供養と墓』(以上、角川ソフィア文庫)など多数。

目次


神と仏
聖徳太子と夢殿
奈良の聖たち
山岳仏教と密教
慈覚大師と山の念仏
理源大師と大峯修験道

空也と茶筅
橋の勧進
物詣と巡礼
熊野信仰と阿弥陀如来
勧進聖、西行と重源

能声の念仏と法然・親鸞
明恵上人と華厳縁起絵巻
法燈国師の念仏と虚無僧
円覚上人道御と壬生狂言
一遍の遊行と踊念仏
日蓮の神性と人間性

南北朝史と山伏
室町時代の仏教と神道
一休禅師と『狂雲集』
真盛上人と常念仏
中世の禅宗と放下・暮露

弾誓上人の仏頭伝授
袋中上人と『琉球神道記』
お国歌舞伎と念仏踊
円空と庶民の仏教
木喰行道の島渡り
神仏分離と庶民信仰
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