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「こんなに愛しい存在といつか別れる日が来る」それは共に生きる宿命
「ペットは家族」というこの時代において、「ペットロス」は大きな問題です。喪失の痛みは飼い主にとって甚大であっても、その受け止め方には個人差があり、周囲や社会の対応によってはより大きな苦痛に発展する場合もあります。
ペットロスの悲しみの折り合いの付け方やそのプロセスはどういうものか?
周囲や社会は、「ペットロス」にどう対応すべきなのか?
グリーフ(悲嘆)ケアを個人だけに留めず社会が共有することによって、寛容で多様性のある世界が広がるとペットロス・カウンセリングを長年行う獣医師で公認心理師の著者は、本書の中で説いています。心理学的なエビデンスに基づきながら読者に寄り添った視点で描かれ、読後は背中を支えてもらっているような穏やかな波で心が満たされるグリーフケアの本。大ヒット絵本『わたしのげぼく』で人気のくまくら珠美さんのオールカラーの絵に思わず笑いと切なさがにじみます。
著訳者プロフィール
目次
1 ペットと人
2 後悔と心身の不調
3 ペットロスの悲嘆のプロセス
4 世の中に認識されにくい悲しみ
5 ペットロスからの「回復・適応」とは
6 様々な見送りの方法
7 回復へのサポート
8 ペットロスの悲しみに寄り添う
9 悲しみのトンネル
10 トンネルの先に
あとがき