科捜研の砦

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科捜研の砦

1,980円(税込)
発売日2024年06月28日

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  • ISBN コード : 9784041150313
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 19.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

たとえ神に見放されたとしても、科学は彼を裏切らない

科捜研トップと言われる鑑定技術力と幅広い知識、そして、信じられないほどの愛想のなさで警察内部でも有名人の土門誠。科学鑑定に並々ならぬ熱意を捧げ、「科捜研の最後の砦」と呼ばれる土門は、遺体や現場に残された、少しの違和感も見過ごさない。そこに隠されているのがどれほど残酷な事実だったとしても、土門は必ず真実を追究する――。
『楽園の犬』『われは熊楠』など、次々と話題作を刊行し続ける気鋭の作家が描く、鑑定ミステリ。

著訳者プロフィール

●岩井 圭也:(いわい・けいや)
1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞。その他の著書に『夏の陰』『プリズン・ドクター』『文身』がある。

目次

「罪の花」
科警研の尾藤宏香のもとに持ち込まれた依頼は、山中に数か所に分けてバラバラに埋められた、謎の白骨遺体の鑑定。遺体発見現場を検証した科捜研の若きエース、土門誠との話す中で、遺体について衝撃の仮説が導かれる。

「路側帯の亡霊」
泥酔した大学生三人が起こした、深夜の飲酒運転による交通事故。土門は発見したガードレールの破損状況をきっかけに、事件の全貌と、三人の本当の関係を明らかにしていく。

「見えない毒」
正体不明の粉末の解析のため、東洋工業大学のキャンパスへ訪れた土門。大学講師の菅野と共に解析を進める中で、キャンパスで起こったもう一つの事件が明らかになる。

「神は殺さない」
死因不明の遺体の鑑定依頼が、科捜研から科警研の尾藤のもとへと持ち込まれてきた。科捜研で死因究明を担当者していたのは、いつになく冷静さを欠いた土門だった。土門が動揺する理由、そして二人が担当した事件の真相とは。
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