仏教の思想 7 無の探求<中国禅>

仏教の思想 7 無の探求<中国禅>

880円(税込)
発売日1997年02月21日

数量:

ほしいものリストに追加
電子書籍をブックウォーカーで購入

利用可能なお支払方法

クレジット(3Dセキュア) 代引き コンビニ atone キャリア 楽天Edy モバイルSuica Amazon Pay
  • ISBN コード : 9784041985076
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 400ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 14.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

『碧巌録』『無門関』の禅問答や、哲学的な禅解釈「絶対無の論理」に象徴される世界として語られてきた「禅」。本書はこの禅問答的で無の哲学的な「禅の語り」から離れて禅の厳格な解釈を排し、中国禅を中国仏教全体の流れにおいて捉える。そして中国禅が生んだ『六祖壇経』や『臨済録』の禅語録のなかに自由な仏性を輝かせる偉大な個性の記録を再発見し、安楽に生きる知恵の観点のもとに斬新な禅思想を展開、「無の自由」を提唱する!

目次

文庫版 序
はしがき

第一部 禅思想の成立   柳田聖山
はじめに
一章 ブッダの瞑想
二章 道を楽しむ歌
三章 奇跡の魅力
四章 宴坐
五章 般若ハラミツ
六章 一行三昧
七章 本知の立場
八章 体より用へ
九章 あたりまえの生き方が真理である(平常心是道)
十章 人間とは何か
十一章 無字の発見

第二部 中国禅の特色
〈対談〉     
柳田聖山
梅原 猛

第三部 絶対自由の哲学   梅原 猛
一章 厭世観の克服――『大乗起信論』
二章 価値の世界を越えて――『六祖壇経』
三章 深淵上の自由自在――『臨済録』
四章 ユーモアと論理――『碧巌録』と『無門関』


参考文献
中国仏教史年表

解説   中沢新一
最近チェックした商品