能、世阿弥の「現在」

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能、世阿弥の「現在」

748円(税込)
発売日2014年04月25日
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  • ISBN コード : 9784044080075
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 208ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 8.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

世阿弥の「現在」は、現代の身体芸そのものだ。能楽論の新地平を拓く快著!

世阿弥が大成した能とはどんな身体芸術だったのか。時間と空間のその時々において新たに変化生成する能は、世阿弥が創りあげた能表現とどう切り結ぶのだろうか。それを面や装束、橋懸かりの記号的な意味、序の舞の身体、ドラマを生み出す仕掛けとしての夢、さらには世阿弥の言葉「花」「離見の見」「幽玄」の真の意味などからとらえなおす。世阿弥が創造した演劇空間としての「現在」に肉薄し、能の見方に新たな地平を拓く。

著訳者プロフィール

●土屋 恵一郎:1946年生まれ。明治大学法学部教授。法哲学者・演劇評論家。芸術選奨選考委員・芸術祭審査委員を歴任。著書に『能、ドラマが立ち現れるとき』『世阿弥の言葉』『能―現在の芸術のために』『正議論/自由論』『怪物ベンサム』など。

目次

1 身体へ
面 仮面と身体
序の舞 テキストの空白
一調二機三声 「声」のメカニズム
装束 モードの体系
観世寿夫 私の記憶のなかで

2 テキストへ
橋 都市への回路
夢 メタ・ドラマ論
物狂い 子供の領分
修羅 「死」のナレーション
「源氏物語」 解体論

3 世阿弥へ
幽玄 中心としてのセクシャリティー
離見の見 ホリゾントの不在
男時・女時 「都市」の感覚能力
芸 人生論の書き方
花 メタファーの位階

 あとがき
 角川ソフィア文庫版へのあとがき
 解説  渡辺 保
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