春宵十話

春宵十話

著者: 岡 潔
572円(税込)
発売日2014年05月24日

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  • ISBN コード : 9784044094645
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 208ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 8.5 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

思想家たちを魅了し続ける、天才的数学者の「情緒」論。

「情緒の中心の調和がそこなわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう」――数学者として世界的な難問を解き天才と呼ばれた岡潔は、一方で思想家としても多大な影響を残した。日本の文化を培ってきたのは自然に根差した「情緒」であり、戦後急速に西欧化が進む中、その伝統と叡智が失われることに鋭い警鐘を鳴らす。本質をみつめる精神の根底を語る代表的名著。解説・中沢新一

著訳者プロフィール

●岡 潔:1901年大阪生まれ。京都帝国大学卒業。フランス留学を経て、帰国後、広島文理科大学、北大、奈良女子大で教鞭をとる。後年、多変数解析函数論の分野における超難題「三大問題」を解決し、数学者としてその名を世界に轟かせた。1960年に文化勲章を、1963年に本書で毎日出版文化賞を受賞。1978年没。多くの名エッセイを残した。

目次

はしがき

春宵十話
人の情緒と教育
情緒が頭をつくる
数学の思い出
数学への踏み切り
フランス留学と親友
発見の鋭い喜び
宗教と数学
学を楽しむ
情操と智力の光
自然に従う

宗教について
日本人と直観
日本的情緒
無差別智

私の受けた道義教育
絵画教育について
一番心配なこと
顔と動物性
三河島惨事と教育
義務教育私話

数学を志す人に
数学と芸術
音楽のこと
好きな芸術家
女性を描いた文学者

奈良の良さ
相撲・野球
新春放談
ある想像
中谷宇吉郎さんを思う
吉川英治さんのこと

わが師わが友

解説  中沢新一
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