鬼談

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鬼談

1,620円(税込)
発売日2015年04月04日
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  • ISBN コード : 9784041024744
  • サイズ : 四六判 総ページ数: 272ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 0.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

己が鬼か。お前が鬼か。愛、絆、情――すなわち執着は、人を鬼と成す。

藩の剣術指南役を仰せつかる桐生家に生まれた桐生作之進には右腕がない。それは、作之進が幼いころに父親が斬り落としたものだった。元服の夜、作之進に父親自らがそう告白した。一方、現在に一人の男の子が生まれた。姉は初めての弟をかわいがり、不器用だけど真面目な父と、優しい母が暮らす、絵に描いたように幸福な家庭であったが、ある日、一歳になった弟の右腕を握りしめ、表情のない目で見降ろす父を見た。過去と現在、二つの物語が奇妙に交錯する。(「鬼縁」)――怪談専門誌『幽』の連載ほか、書き下ろしを含めた九篇を収録。

著訳者プロフィール

●京極 夏彦:小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。95年『魍魎の匣』(日本推理作家協会賞受賞)、97年『嗤う伊右衛門』(泉鏡花文学賞受賞)、02年『覘き小平次』(山本周五郎賞受賞)、03年『後巷説百物語』(直木賞受賞)。

目次

鬼交
鬼想 八百人の子供の首を斬り落とさなければならぬ程。
鬼縁
鬼情
鬼慕
鬼景
鬼棲
鬼気
鬼神
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