雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
美しくも恐ろしい江戸の傑作怪異小説。全9篇を解説とともに味わう。
定価:
792円(税込み)
発売日:2017年12月21日
- ISBN コード : 9784044002114
- サイズ : 文庫判 総ページ数: 208ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 8.5 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●佐藤 至子:1972年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、日本大学文理学部教授。専攻、日本近世文学。著書に、『江戸の絵入小説 合巻の世界』(ぺりかん社)、『山東京伝』(ミネルヴァ書房)などがある。
稀代の怨霊・崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の目の前に現れたのは――(白峯)
義兄弟の契りをかわした武士と学者。主君の仇討ちに向かった武士は、学者のもとに戻るが――(菊花の約)
一攫千金を夢見て旅立った勝四郎。七年の時を経て戻った家で見たものとは――(浅茅が宿)
ある雨の日に出会った美しい女は蛇の化身であった。蛇と別れた男はその後妻をめとるが――(蛇性の婬) ほか
【目次】
はじめに
上田秋成と雨月物語
白峯
菊花の約
浅茅が宿
夢応の鯉魚
仏法僧
吉備津の釜
蛇性の婬
青頭巾
貧福論