残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記
いつの世も変わらぬ人の情を哀しみと慈しみの中に描きだすシリーズ最終巻!
定価:
660円(税込み)
発売日:2017年10月25日
- ISBN コード : 9784041057056
- サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 11.0 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●今井 絵美子:1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。
残りの秋
冬ざれの蝶
麦の芽息吹く
春遠からじ
喜三次は、藤吉を訪ね歩いて、川崎宿まではるばる足を向けたが、そこで意外な内実を知る。
生さぬ仲の子を我が子のように愛おしむ者がいるとおもえば、血の繋がった子どもを捨てる母もいる。
いつの世も変わらぬ人の情を、哀しみと慈しみに満ちた筆で描きだす、シリーズ最終巻。