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農学者が最新科学を駆使して、稲の古代史の定説に挑戦する意欲作
日本の稲作は、弥生時代以降に広まったといわれてきた。しかし遺跡に残る稲の遺伝子の解析などから、縄文時代にも稲作があったこと、弥生時代には縄文稲作の影響の上に水田稲作が導入されたという仮説をたて、稲作史研究に植物遺伝学の立場から大きな一石を投じた。水稲の渡来経路も朝鮮半島経由、大陸からの直接伝来、双方があった可能性を指摘、科学の目で日本の古代史に迫りつつ、縄文文化の多様性、おおらかな魅力を提示する。著訳者プロフィール
目次
序章
第一章 イネはいつから日本列島にあったか
先人の足跡を追う
縄文稲作を追い求めて
インドシナに縄文稲作のあとを求めて
二つのジャポニカ
DNAでみた二つのジャポニカ
縄文時代のイネの実像にせまる
縄文のイネはいつどこから来たか
モチ米とウルチ米
第二章 イネと稲作からみた弥生時代
話があわない
水田は急速に広まったか
休耕田がある!?
水稲は多量には来なかった
水稲渡来の経路
弥生時代のヒトとイネ
植物が運ばれるとき
第三章 水稲と水田稲作はどう広まったか
熱帯ジャポニカの衰亡
熱帯ジャポニカはなぜなくなったか
品種の移り変わり
なかなか広まらなかった水田稲作
水田稲作の広まりを押しとどめた力
水田稲作を広めた力
第四章 イネと日本人──終章
弥生の要素からの呪縛
呪縛からの解放
おわりに