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「企業再生こそ日本の再生だ」会社を生き返らせる男が修羅場で見た物とは!
「企業再生こそ日本の再生だ」鞄には、再建途上で亡くなった社長の遺書と、病で亡くした娘の作文。
“命の鞄”を支えに、誰もが見放した会社を200以上も復活させ、人生を、命を救い続ける男。
彼が修羅場で見たものとは?
40年近くにわたり、“絶望の中の希望”を伝え続けてきた弁護士の物語。
会社と家族を生き返らせる男、村松謙一。
倒産の危機に見舞われた会社を、法律を駆使した経営改革を行い、蘇らせる企業再建弁護士だ。
40年近くの活動のなかで、ゼネコンや宅配会社、個人商店まで200以上の会社を蘇えらせてきた。
その圧倒的多数が、助かる見込みはどこにもないとすべての人に見放され、息も絶え絶えに飛び込んできたケースである。
ダメな会社はどんどん潰した方がいい、という見方は未だに根強く存在する。
だが、「それは100%間違いだ。企業再生は日本の再生だ」と村松は言う。
依頼者に生きる勇気を与え、会社の復興と共に多くの人々が幸せになる道筋をつくり続けた男が、修羅場で見たすべてをまとめた。
※本書は2012年3月に弊社より刊行された単行本『いのちの再建弁護士』を文庫化したものです。
著訳者プロフィール
●石村 博子:1951年、北海道室蘭生まれ。ノンフィクションライター。法政大学卒業後、フリーライターとして各新聞・雑誌で活躍。著書に『たった独りの引き揚げ隊‐‐10歳の少年、満州1000キロを征く』(角川文庫)、『孤高の名家 朝吹家を生きる‐‐仏文学者・朝吹三吉の肖像』(KADOKAWA)、『ハルビン新宿物語‐加藤登紀子の母 激動の半生記』(講談社)、『生きる力抱きしめて‐孤児だった医師・宏の青春』(毎日新聞社)、『「喪」を生きぬく──30人に学ぶ死の受け入れ方』(河出書房新社)など。
目次
第一章 どんな会社も再建しなければいけない──東北地方・卸業者再建
第二章 ふたつの死が私を変え、支えている
第三章 私の会社再生法
第四章 人をマスで救おうと決めた若き日
第五章 企業再生こそ日本の再生だ
文庫版あとがき