茶室学講義 日本の極小空間の謎

茶室学講義 日本の極小空間の謎

二畳という極小の建築に、利休はすべてを封じこめた
定価: 1,276円(税込み)
発売日:2019年11月21日
利休の「待庵」は二畳に土壁と炉のある、建築の極小単位だった。茶室の起源から建築家による現代の茶室までを辿り、自らも茶室を手がけ、藤森流茶室論を語る。最終章に磯崎新との茶室談義を収録。
  • ISBN コード : 9784044005191
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 352ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 13.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●藤森 照信:建築史家、建築家。東京大学名誉教授、工学院大学特任教授、東京都江戸東京博物館館長。1946年長野県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。1986年赤瀬川原平、南伸坊らと路上観察学会を結成し『建築探偵の冒険・東京編』を刊行(第8回サントリー学芸賞)。1991年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会作品賞受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『藤森照信の原・現代住宅再見』全3巻、『藤森照信建築』(TOTO出版)ほか多数。

第一章 茶室に目覚めたわけ
  私と茶室/アフタヌーンティーの初体験
  コーヒーはトルコ風、煙草はエジプト風
  中国茶との出合い/台湾茶紀行/骨董としての茶葉
  中国における茶室/台湾の茶文化
  日本の茶室の不幸/茶室観を変えた二つの茶室
第二章 日本の茶室のはじまり
  婆娑羅と闘茶/日本の住まいの歴史
  日本最初の茶室とは/闘茶の果たした功績
  闘茶から殿中の茶へ/部屋と床の間の誕生
  殿中の茶が営まれた空間/建築と茶のピークの時代
  信長の茶と秀吉の茶
第三章 利休の茶室
  わびとしての茶の湯/珠光の茶室、紹鴎の茶室
  躙口の起源/「市中の山居」の出現
  千利休の登場/信長の名物狩り/信長と利休
  待庵の誕生/待庵の建築構造/利休の囲い
  ブリコラージュという方法/草庵茶室最後の謎
  利休と秀吉/一休の悟りにはじまる
  一休と森侍女/上座部の茶の完成
第四章 利休の後
  利休没後の茶室/利休後の四人
  江戸期における茶室の没落
  極小が揺るがす日本建築史/数寄屋造の誕生
  煎茶の茶室/煎茶席の作り
第五章 建築家の茶室
  ヨーロッパから来た建築家と日本の伝統
  辰野金吾と伊東忠太/利休このかた、初の茶室論
  武田五一とアールヌーヴォーの出合い/後継者、藤井厚二
  欧米での脱歴史主義(バウハウスとデ・スティル)
  堀口捨己の登場/二つ目の茶室論の誕生
  現代の茶室、紫烟荘/生活構成の芸術としての茶
  岡田邸と御幸の間/茶室の閉鎖性と数寄屋造の開放性
第六章 戦後の茶室と極小空間
  茶室に近寄らなかった堀口以降の世代
  村野藤吾と白井晟一の反時代性
  ポストモダンの誕生/藤森流茶室論
第七章 茶室談義・磯崎新に聞く だから、茶室はやめられない
  ジョンとヨーコの幻の和室/日本の文化を伝達する
  遠州の「隅掛け」/ヤニっぽいものは やるな
  丹下健三と岡本太郎/フォリーと草庵
  孤庵の写しを作る/衣服に一番近い建築


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