「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには
私たちが遺すべきもの、次世代が学ぶべきこと
定価:
1,650円(税込み)
発売日:2020年05月01日
- ISBN コード : 9784041087169
- サイズ : 四六判 総ページ数: 264ページ
- 商品寸法(横/縦/束幅): 128 × 188 × 19.0 mm
- ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●出口 治明:立命館アジア太平洋大学(APU)学長。ライフネット生命創業者。
1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。2006年にネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。ライフネット生命を2008年4月に開業し、2012年に東証マザーズ上場。2018年1月より現職。
1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。2006年にネットライフ企画株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。ライフネット生命を2008年4月に開業し、2012年に東証マザーズ上場。2018年1月より現職。
第1章 後輩たちに「社会を生き抜く武器」を与える
「自分の頭で考える力」と「社会を生き抜く武器」を与える
「国家」「選挙」「税金」……についてきちんと教えることができるか
「政治とは、税金の使い道を決めること」とシンプルに説明できますか?
ヨーロッパの子どもたちが教わっている「原理原則」とは
お金を上手に使えなければ社会で生きていけない
フェイクニュースにだまされないように情報の真偽を確かめるクセをつけよう
子育てに時間がかかる理由のひとつは、人間が頭が大きく二足歩行をする動物だから
母親に子育てを任せるのではなく、「集団で育てる」のが教育の基本
特別対談 久野信之×出口治明
第2章 根拠にもとづいて話す。選択肢を与える
興味のないことはすぐに忘れるが、興味のあることは忘れない
精神論に終始せず、科学的根拠にもとづいた教育をする
「タテ・ヨコ・算数」で教え、考えさせる
教える相手に「伝わりやすくなる」話し方
教えるから覚えられる。インプットとアウトプットはセット
特別対談 岡ノ谷一夫×出口治明
第3章 「尖った人」を生み出すための高等教育
日本の高等教育の問題は、教育費にお金をかけられないこと
大学は衰退産業ではなく、超有望な成長産業である
新しい産業を創る人を育てないと日本経済は低迷したまま
自分の好きなことを徹底的に究めた「変態」を育てる
日本の低迷を救う3つのキーワード「女性」「ダイバーシティ」「高学歴」
人間は怠け者だから、勉強せざるを得ない環境に身を置く
考える力を養うには、ピア・ラーニングが最適
特別対談 松岡亮二×出口治明
第4章 正しい「人間洞察」を前提にした社会人教育
社会人に仕事を教えるときは「マニュアル化」に尽きる
誰が作業をしても「最低60点」は取れるようにする
マニュアル作成の「4つ」のポイント
部下とのコミュニケーションは「就業時間内」に行うのが基本
定期的な「1 ON 1ミーティング」で組織内の地図をつくる
新しいアウトプットを生み出すには「人・本・旅」によるインプットが不可欠
「上司のいうことを聞かない部下がいる」のは健全な証拠
日本を救う「尖った人」を増やすには、どうしたらいいか。
我々は何を、どのように後輩たちに継承するべきか。
これは、あらゆる立場の人にとって難問といっていいでしょう。
親として、教師として、上司として……この「先輩としての責任」を
難なく果たせている人はそう多くありません。
大学二回生で恩師から「わかること」「教えること」の本質を提示されたときから、
会社員として、ベンチャー企業の創業者として、そして大学の学長という立場から
考え続け、実践してきた著者の結論とは?
「教える」「教育」を切り口にして、日本の最重要課題に切り込む。
【特別対談も収録】
「教える」ということの本質と課題を多角的に考察する、
各界専門家との特別対談も必読です。
・久野信之先生(立命館慶祥中学校・高等学校校長)
・岡ノ谷一夫先生(東京大学教授「生物心理学」)
・松岡亮二先生(早稲田大学准教授「教育社会学」)
【本書の構成】
第1章 後輩たちに「社会を生き抜く武器」を与える
特別対談 久野信之×出口治明
第2章 根拠にもとづいて話す。選択肢を与える
特別対談 岡ノ谷一夫×出口治明
第3章 「尖った人」を生み出すための高等教育
特別対談 松岡亮二×出口治明
第4章 正しい「人間洞察」を前提にした社会人教育