日本語をどう書くか

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日本語をどう書くか

著者: 柳父 章
924円(税込)
発売日2020年07月16日
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  • ISBN コード : 9784044006099
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 240ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 9.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

書き言葉と話し言葉──その違いがわかれば、書ける! ユニークな文章読本

日本人は二つの日本語を使い分けている。古来受け継がれてきた日常の「話し言葉」に対し、外国文化を直訳し理解するために作られた人工の「書き言葉」。よい文章を書くには、その決定的な違いを知ることが不可欠だ。句読点や段落の切り方、語感の豊かな言葉選び、文末語の変化が生み出すリズムや余韻――。言文一致という幻想を疑い、ホンネとタテマエの文化的二重構造に切り込む。近代日本語の誕生から解き明かす異色文章読本。

著訳者プロフィール

●柳父 章:1928年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。元桃山学院大学教授。翻訳論・比較文化論。『翻訳の思想』(ちくま学芸文庫)、『翻訳語成立事情』(岩波新書)など著作多数。2018年没。

目次

第一章 作られた日本語

 翻訳で作られた日本語
 翻訳語、翻訳的用語の使われ方
 翻訳で作られた日本「文」

第二章 日本文の二重構造

 日本語の二重構造
 日本語の国際性

第三章 句読法の歴史

第四章 日本文と文末語

 常体と敬体の混用文体
 文末語はなぜ必要なのか
 「である」文の表現力
 「現在形」としての動詞止め文

第五章 日本文をどう書くか

 難しそうな言葉を警戒する
 言葉感覚に欠けた言葉
 段落の切り方について
 文末に変化を持たせること

 あとがき
 新版へのあとがき
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