なぜ日本経済は後手に回るのか

なぜ日本経済は後手に回るのか

968円(税込)
発売日2020年10月10日

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  • ISBN コード : 9784040823799
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 224ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 10.4 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

日本政府の後手後手の経済政策が「大転落」をもたらした

今回のコロナ対策では、その官僚の腐敗ぶりが集中的に現れた。本書では、それを詳細に分析していく。ちなみに、日本を立て直そうと思ったら、彼らを東京から切り離して、国のことを考えるという本業に徹してもらわなければならない。最大のカギは、首都機能移転だと私は考えている。(本書「はじめに」より)

新型コロナウイルス対策でも目立った、日本の後手後手の経済政策が、日本経済に「大転落」をもたらし、急激な「格差」の拡大を引き起こしている。「小さくて、遅くて、非効率」な日本の経済政策の典型例となったコロナ対策の失敗の貴重な記録と分析を交え、失敗の要因である「官僚主義と東京中心主義」に迫る。

著訳者プロフィール

●森永 卓郎:1957年7月12日生まれ。東京都出身。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。主な著書に『なぜ日本だけが成長できないのか』『消費税は下げられる!』『雇用破壊』『親子ゼニ問答(森永康平氏との共著)』(いずれも角川新書)など。『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)では、“年収300万円時代”の到来をいち早く予測した。執筆のほか、テレビやラジオ、雑誌、講演などでも活躍中。

目次

●はじめに――とてつもない大転落 
●第1章 大失敗だった日本のコロナ対策 
死亡者数が少ないのは、東アジアの特徴/ファクターXを特定せよ/フィリピンに次いで2番目に多い/経済対策も失敗した/日本のGDP世界シェアは約3分の1に転落/財務省と経済産業省、そして厚生労働省による大きな失敗 等
●第2章 科学とデータを無視し続けた日本政府と医療界
新型コロナウイルスへの対処法はたった一つ/オリンピック1年延期という戦略に出た日本政府/平時と有事のときの対応は違う/東京を封鎖して、他の地域の経済をできるだけ早く元に戻す/科学とデータに基づく出口戦略を/隠蔽体質を露わにした政府の抗体検査 等
●第3章 経済対策失敗の背後に官僚の影 
消費税増税で急落し、コロナ感染がそこに輪をかけた/消費税増税という政治判断は、とてつもない政策的失敗だった/消えた消費税減税案/迷走した景気対策/財務省の基本姿勢は財政緊縮/40年間変わらない役所の流儀/無期限の消費税凍結/いまこそ財政の議論を/経済産業省が犯した罪 等
●第4章 法令とデータに基づかない規制
●第5章 どさくさ紛れに利権をむさぼる
もう1つの目玉政策、持続化給付金/ポイント還元事業でも構造は同じ/官僚の上から目線 等
●第6章 政策をゆがめた東京中心主義
政府と東京都の対立と歪み/東京の自粛解禁が感染を拡大 等
●第7章 これからどうしたらよいのか 
まず日本モデルの失敗を認めるべきだ/いまこそ首都機能移転を/東京を「レッドゾーン」に
●エピローグ 日本の大転落はすでに始まっている

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