「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価

「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価

名将か、凡将か?真贋を問う。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算!
著者: 大木 毅
定価: 1,012円(税込み)
発売日:2021年07月09日
名将か、凡将か?
純粋に「軍人」としての能力を問う。
太平洋戦争開戦80年。『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算!
戦略、作戦、戦術の三次元で神話と俗説を解体する。

戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六。
そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている。
しかし、これまでの分析は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた。
戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する!

■山本は独ソ和平工作を仕掛けていた
■真珠湾攻撃、第二撃は当時から断念やむなしの空気だった
■ハワイを爆撃できる航空機を求めていた山本
■MI作戦(ミッドウェイ攻略)は最初から杜撰な計画だった。
■1930年代の山本の評価は「軟弱な親英米派」
■第一次ロンドン軍縮会議では山本は艦隊派に与していた。
■航空主兵論に大きな影響を与えた堀悌吉
■陸攻は戦略爆撃でなくアメリカ艦隊撃破のためにつくられた
■「半年や一年の間は随分暴れてご覧に入れる」の真相
■山本は戦艦を捨てきれなかった
■ミッドウェイで戦術的怠惰はあった

【目次】
序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点
第一章 雪国生まれの海軍士官
第二章 翼にめざめる
第三章 戦略家開眼
第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ
第五章 政治と戦略
第六章 連合艦隊司令長官
第七章 真珠湾へ
第八章 山本戦略の栄光と挫折
第九章 南溟の終止符
終 章 用兵思想からの再評価
あとがき
主要参考文献
  • ISBN コード : 9784040823829
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 336ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 15.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります
●大木 毅:現代史家。1961年東京生まれ。立教大学大学院博士後期課程単位取得退学。DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてボン大学に留学。千葉大学その他の非常勤講師、防衛省防衛研究所講師、国立昭和館運営専門委員等を経て、著述業。『独ソ戦』(岩波新書)で新書大賞2020大賞を受賞。主な著書に『「砂漠の狐」ロンメル』『戦車将軍グデーリアン』(角川新書)、『ドイツ軍攻防史』(作品社)、訳書に『戦車に注目せよ』『「砂漠の狐」回想録』『マンシュタイン元帥自伝』(以上、作品社)など多数。

序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点
戦争中の神格化/「名将」像の確立/愚将論の台頭と研究の現状/本書の視座/戦争の諸階層/戦略・作戦・戦術の三次元からの評価

第一章 雪国生まれの海軍士官
長岡士族の子/無口な秀才/風土の影響?/海軍士官を志望する/江田島生活/初陣にのぞむ/キャリアを積む青年士官/山本家の名跡を継ぐ/闘病と結婚

第二章 翼にめざめる
アメリカで学ぶ/航空と石油/戦略的先見性/海軍航空隊へ/山本の求めたもの/山本五十六と勝負事/空母赤城艦長

第三章 戦略家開眼
ワシントンの決断/「艦隊派」と「条約派」/「鉄拳が飛ぶぞ」/オポチュニスト山本五十六?/反財部感情/脱皮前だった山本/堀悌吉の影響/海軍航空本部技術部長/第一航空戦隊司令官

第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ
望まぬ大役/英米代表と渡り合う/山本の挫折/幻の山本・ヒトラー会談/航空戦力の育成/空軍独立をめぐる議論不徹底な航空主兵論


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