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栄西、道元、法然、親鸞、日蓮、一遍。「異端」の六僧が仏教の常識を変えた
栄西、法然、親鸞、道元、日蓮、一遍。現代まで続く一大宗派を築いた鎌倉新仏教の宗祖たちだが、あまりに独創的なその教えは、当時の社会常識を覆し、体制側から異端視された。伝統の枠組みを逸脱し、自分の心に偽らず、仏教と真摯に向かい合う――多様化した仏教を坐禅・念仏・信心・唱題の一行に統合する「専修」に焦点を当て、そこに込められた彼らの思いに注目。数々の法難を経験してなお深化していった「異端」の思想に迫る。著訳者プロフィール
目次
第一章 専修の意味―― オールインワンという視点
第二章 平安の仏教―― 最澄と空海
第三章 栄西の仏教―― 兼修禅
第四章 道元の仏教―― 只管打坐
第五章 法然の仏教―― 念仏
第六章 親鸞の仏教―― 信心
第七章 日蓮の仏教―― 唱題
第八章 一遍の仏教―― 名号
終 章 異端の価値―― 宗派仏教の未来