千夜千冊エディション 日本的文芸術

千夜千冊エディション 日本的文芸術

1,694円(税込)
発売日2022年01月21日

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  • ISBN コード : 9784044006679
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 448ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 21.2 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

日本文学には、歌から磨かれた技がある

日本の文芸術は「歌」から始まる。そこから技を磨いていった。歴史と想像入り混じる「虚実皮膜」で遊ぶ近松・南北・秋成、「私小説」というジャンルを築いた四迷・独歩・花袋。日本文学を案内する第一弾!

著訳者プロフィール

●松岡 正剛:編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。

目次

前口上

第一章 詠む/写す/代わる
橋本達雄編『柿本人麻呂』一五〇〇夜
松尾芭蕉『おくのほそ道』九九一夜
高浜虚子『虚子五句集』一五九七夜

第二章 虚実をまぜる
紀貫之『土佐日記』五一二夜
近松門左衛門『近松浄瑠璃集』九七四夜
鶴屋南北『東海道四谷怪談』九四九夜
上田秋成『雨月物語』四四七夜
直木三十五『南国太平記』三六四夜
石川淳『紫苑物語』八三一夜
五味康祐『柳生武芸帳』三五二夜
半村良『産霊山秘録』九八九夜
小松左京『日本アパッチ族』一七一三夜
五木寛之『風の王国』八〇一夜

第三章 「私」がはぐれている
二葉亭四迷『浮雲』二〇六夜
国木田独歩『武蔵野』六五五夜
富永太郎『富永太郎詩集』九二二夜
梶井基次郎『檸檬』四八五夜
中島敦『李陵・弟子・名人伝』三六一夜
梅崎春生『幻化』一一六一夜
古井由吉『槿』一三一五夜
つげ義春『ねじ式・紅い花』九二一夜
吉本ばなな『TUGUMI』三五〇夜

第四章 少しエロチックにする
田中貴子『聖なる女』六五六夜
宮田登『ヒメの民俗学』五三七夜
井原西鶴『好色一代男』六一八夜
泉鏡花『日本橋』九一七夜
川端康成『雪国』五三夜
吉行淳之介『原色の街・驟雨』五五一夜
水上勉『五番町夕霧楼』六七四夜
鈴木いづみ『鈴木いづみコレクション』九四三夜
松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』一〇六二夜
村田沙耶香『コンビニ人間』一七四三夜

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