H2Hマーケティングとは、Human to Human Marketing、すなわち人間を中核に据えた、人間主体のマーケティングである。 たゆまぬ進化と引き換えに信用と効力を失いつつあるマーケティングに、「人間の役に立つとともにしっかり利益を生み出す」というかつての力と役割を取り戻すためのマーケティング手法だ。 著者らは、最新のマーケティング概念にデザイン思考、S-DL(サービス・ドミナント・ロジック)、デジタライゼーションという3つの神器を組み合わせることでH2Hマーケティング理論を完成させている。 Amazonやホールフーズ・マーケット、ウーバーなどの事例をはじめ、コロナ禍を踏まえて完成された充実の内容。 巻頭にはH2Hマーケティングの始祖である3名の著者からの日本へのメッセージ、各章末には経営学者の鳥山正博氏による日本の読者向けの解説文を掲載。 信用が通貨となった現在、H2Hは今や稼ぐための手法にとどまらず、生き残るために必要な視点である。
コトラーが今最も伝えたい「人間主体のマーケティング」を理解、実践する。
H2Hマーケティングとは、Human to Human Marketing、すなわち人間を中核に据えた、人間主体のマーケティングである。たゆまぬ進化と引き換えに信用と効力を失いつつあるマーケティングに、「人間の役に立つとともにしっかり利益を生み出す」というかつての力と役割を取り戻すためのマーケティング手法だ。
著者らは、最新のマーケティング概念にデザイン思考、S-DL(サービス・ドミナント・ロジック)、デジタライゼーションという3つの神器を組み合わせることでH2Hマーケティング理論を完成させている。
Amazonやホールフーズ・マーケット、ウーバーなどの事例をはじめ、コロナ禍を踏まえて完成された充実の内容。
巻頭にはH2Hマーケティングの始祖である3名の著者からの日本へのメッセージ、各章末には経営学者の鳥山正博氏による日本の読者向けの解説文を掲載。
信用が通貨となった現在、H2Hは今や稼ぐための手法にとどまらず、生き残るために必要な視点である。
(本文より)
H2Hマーケティングは、人間と、人間が抱える問題(H2Hの課題)の解決を中心に据え、現在欠けている信用、誠実さ、高潔さ、共感、脆弱性、建設的な対話、サステナビリティ等の問題に取り組んでいく。
マーケティングの人間的な側面を再活性化させ、パーパスと情熱を持つ事業を成功させ、世界をよりよくしていこう!
<目次>
第1章 マーケティングの現状
第2章 新たなマーケティングのパラダイム――H2Hマーケティング
第3章 H2Hマインドセット――H2Hマーケティングの基盤
第4章 H2Hマネジメント――信用とブランドを重視する
第5章 H2Hプロセス――オペレーティブ・マーケティングを再考する
第6章 この難しい世界の中で
著訳者プロフィール
●ヴァルデマール・ファルチ:プフォルツハイム大学(ドイツ)国際ビジネス教授のほか、マンハイム・ビジネススクール、ミュンヘン工科大学(ドイツ)、同済大学(上海)、インド経営大学カルカッタ校、ITM(スウェーデン)、ESAN(ペルー)などでB2Bマーケティングとブランド・マネジメントの講師を務める。アメリカ、ヨーロッパ、アジアの多くの企業でマーケティング・コンサルティング業務に関わってきた。
●ウーヴェ・シュポンホルツ:ヴュルツブルク・シュヴァインフルト応用科学大学(FHWS)でサービス・エンジニアリング、デザイン思考、B2Bマーケティングなどを指導するほか、インドのキリスト大学など多くの海外の大学でも教鞭を執っている。現在は、教職のほかに、経営学修士取得プログラムの管理職務にも就いている。長年にわたってデザイン思考のワークショップやコンサルティング業務に携わり、自身が設立したボディスタンス有限会社でH2Hマーケティングのコンセプトを実践している。
●鳥山 正博:ICU卒(1983)、ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA (1988)、博士(工学、東工大2009)。1983年より2011年までNRIにて経営コンサルティングに従事。テクノロジーベースのマーケティングイノベーションと新マーケティングリサーチインフラの構築が関心領域。マーケティングリサーチ・メディア・小売領域においてビジネスモデル特許出願多数。
目次
第2章 新たなマーケティング・パラダイム――H2Hマーケティング
第3章 H2Hマインドセット――H2Hマーケティングの基盤
第4章 H2Hマネジメント――信用とブランドを重視する
第5章 H2Hプロセス――オペレーティブ・マーケティングを再考する
第6章 この難しい世界の中で