●ダヴィド・ラーゲルクランツ:スウェーデンのジャーナリスト、作家。事件記者として新聞社に勤務後、スウェーデンの冒険家、ヨーラン・クロップにを描いたNFでデビュー。2009年、英国の数学者アラン・チューリングに関する歴史小説を執筆。2011年、国際的なサッカースターのズラタン・イブラヒモビッチとの共著で、『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を出版、2か月足らずで50万部を突破、スウェーデンで大ベストセラーとなった。『ミレニアム』を執筆したスティーグ・ラーソンが急逝した後、4‐6を書き継いだ。 ●吉井 智津:翻訳者。和歌山県生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒。主な訳書に、ベリンダ・バウアー『生と死にまつわるいくつかの現実』(小学館文庫)、ナディア・ムラド&ジェナ・クラジェスキ『THE LAST GIRL―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』(東洋館出版社)、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(早川書房)。
『ミレニアム』を書き継いだ著者によるバディシリーズ。北欧ミステリ新境地
ストックホルムで起きた、サッカー審判員撲殺事件。地域警官のミカエラは捜査に参加、尋問のスペシャリストで心理学者のハンス・レッケと出会う。彼は鎮痛剤の依存症だった。独特の心理分析で捜査陣をかく乱するレッケだったが、ある日ミカエラが地下鉄に飛びこもうとした彼を救ったことをきっかけに、二人は被害者の裏の顔と、事件の奥に潜む外交機密に突き当たる。元ピアニストの経歴を持つレッケは、アフガニスタン移民である被害者の中に音楽の痕跡を見つけるが、そこには凄惨な過去が待ち構えていた。上流階級のレッケと移民のミカエラ。奇妙なコンビは時と国境を越え、真実に迫る――。著訳者プロフィール
●吉井 智津:翻訳者。和歌山県生まれ。神戸市外国語大学英米学科卒。主な訳書に、ベリンダ・バウアー『生と死にまつわるいくつかの現実』(小学館文庫)、ナディア・ムラド&ジェナ・クラジェスキ『THE LAST GIRL―イスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』(東洋館出版社)、アンナ・シャーマン『追憶の東京 異国の時を旅する』(早川書房)。