風燃ゆる

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風燃ゆる

著者：芝村　凉也

902円（税込）

発売日2023年10月24日

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ISBN コード : 9784041137680
サイズ : 文庫判総ページ数： 432ページ
商品寸法（横/縦/束幅）： 105 × 149 × 16.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

領主の側室奪還に、８人の曲者たちが挑む。著者渾身の書き下ろし時代長篇

争乱の続く時代、小館の領主・佐双顕猛の砦が風嶽党に襲われ、側室のお蓮の方が攫われた。顕猛は、この不始末に対し、正室の子である壬四郎に、側室奪還を命じる。無理難題を押しつけられ、孤立無援の壬四郎に助け船を出したのは、客将の福坂幹是軒だった。だが、供をするのは、襲撃時役立たずだった足軽頭のみ。領主の思惑が見えぬなか、幹是軒は、奪還へ向けて仲間を集めはじめるが――。痛快無比の書き下ろし長篇時代小説。

著訳者プロフィール

●芝村　凉也：1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める。主な著書に「御家人無頼蹴飛ばし左門」シリーズ、「長屋道場騒動記」シリーズ（ともに双葉文庫）、「素浪人半四郎百鬼夜行」シリーズ（講談社文庫）、「討魔戦記」シリーズ（祥伝社文庫）などがある。

目　次

第一部　佐双領小館

一、福坂幹是軒

二、壬四郎勝元

三、小此木参右衛門

四、袋井茂造

五、小此木与左衛門

六、武庫川無二斎

間ノ章

第二部　風嶺山塊

七、山入り

八、杉山唱専坊

九、杣　家

十、山中行

十一、狩　倉

十二、物見の塞

十三、対　陣

十四、換　将

十五、乱　戦

十六、やがみの小才次

十七、足軽甚助

十八、奥の里

十九、暗　夜

二十、鮮　紅

二十一、帰　結

終　章

あとがき