君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー

君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー

814円(税込)
発売日2023年10月24日

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  • ISBN コード : 9784041138779
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

2024年の大河ドラマは紫式部! 華やかな世界を描くアンソロジー

光源氏の養女は、お転婆娘だった(「やんちゃ姫 玉かつらの巻」田辺聖子)。放浪の僧侶が秘めた懊悩とは(「髪」瀬戸内寂聴)。和泉式部の奔放な恋を描く(「桜子日記」永井路子)。皇女に嫌がらせをするのは誰? (「朝顔斎王」森谷明子)。高名な巫女が召したのは、醜い少女だった(「照日鏡──葵上」澤田瞳子)。朝廷の権力闘争と、女房たちの創作の源を描く(「栄花と影と」永井紗耶子)。歴史小説の名手たちが織りなす、美麗なるアンソロジー。

著訳者プロフィール

●末國 善己:文芸評論家。1968年生まれ。時代小説・ミステリーのアンソロジーを多数編む。
●田辺 聖子:1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』など著作多数。
●瀬戸内 寂聴:1922年、徳島市生まれ。73年、平泉中尊寺で得度受戒。『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、『美は乱調にあり』ほか著書多数。
●永井 路子:永井路子:1925年東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒。編集者として働く傍ら執筆を開始。52年、「三条院記」でサンデー毎日懸賞小説入選、64年、『炎環』で直木賞を受賞。その後『氷輪』で女流文学賞、1984年に歴史小説の功績により菊池寛賞、1988年に『雲と風と』ほかで吉川英治文学賞、2009年に『岩倉具視』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。『北条政子』『この世をば』『流星‐お市の方』他著書多数。
●森谷 明子:1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。2003年、紫式部を探偵役としたミステリ『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。他の著書に『れんげ野原のまんなかで』『白の祝宴 逸文紫式部日記』『緑ヶ丘小学校大運動会』<『望月のあと 覚書源氏物語「若菜」』>『FOR RENT ―空室あり―』『涼子点景1964』などがある。
●澤田 瞳子:1977年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業、同大学大学院博士前期課程修了。2010年『孤鷹の天』でデビューし、翌年に第17回中山義秀文学賞。2013年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第32回新田次郎文学賞。2016年『若冲』で第9回親鸞賞を受賞。2020年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞。2021年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。他の著書に『稚児桜』『龍華記』『輝山』『泣くな道真 大宰府の詩』など。
●永井 紗耶子:1977年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010年、「絡繰り心中」で第11回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。2021年、『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で第40回新田次郎文学賞、第10回本屋が選ぶ時代小説大賞、第3回細谷賞を受賞。他に『大奥づとめ』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『帝都東京華族少女』『横濱王』『広岡浅子という生き方』などがある。

目次

やんちゃ姫 玉かつらの巻 田辺聖子
髪 瀬戸内寂聴
桜子日記 永井路子
朝顔斎王 森谷明子
照日鏡──葵上 澤田瞳子
栄花と影と 永井紗耶子

解説 末國善己
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