父がしたこと

Name: 父がしたこと
Price: 1980 JPY
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父がしたこと

著者：青山　文平

1,980円（税込）

発売日2023年12月19日

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ISBN コード : 9784041140161
サイズ : 四六判総ページ数： 256ページ
商品寸法（横/縦/束幅）： 128 × 188 × 19.0 mm
※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

武士が護るべきは、主君か、家族か。胸に迫る医療時代小説！

●週刊現代（2024年1月13日／20日号）書評掲載（評者：藤沢周［小説家］）
●東京新聞（2024年1月27日付）書評掲載（評者：内藤麻里子［文芸ジャーナリスト］）
●小説新潮（2024年2月号）書評掲載（評者：杉江松恋［書評家］）
●小説幻冬（2024年3月号）書評掲載（評者：細谷正充［文芸評論家］）
●しんぶん赤旗（2024年1月28日付）書評掲載（評者：清原康正［文芸評論家］）
●女性自身（2024年2月13日号）

目付の永井重彰は、父で小納戸頭取の元重から御藩主の病状を告げられる。居並ぶ漢方の藩医の面々を差し置いて、手術を依頼されたのは在村医の向坂清庵。向坂は麻沸湯による全身麻酔を使った華岡流外科の名医で、重彰にとっては、生後間もない息子・拡の命を救ってくれた恩人でもあった。御藩主の手術に万が一のことが起これば、向坂の立場は危うくなる。そこで、元重は執刀する医師の名前を伏せ、手術を秘密裡に行う計画を立てるが……。御藩主の手術をきっかけに、譜代筆頭・永井家の運命が大きく動き出す。

著訳者プロフィール

●青山　文平：1948年神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー。2015年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞、2016年、『つまをめとらば』で直木賞、2022年、『底惚れ』で中央公論文芸賞と柴田錬三郎賞をW受賞。著書に、『かけおちる』『伊賀の残光』『半席』『励み場』『遠縁の女』『江戸染まぬ』『やっと訪れた春に』『本売る日々』など。