紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所

カバーイラスト: おかざきおか
770円(税込)
発売日2023年11月24日

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  • ISBN コード : 9784041141397
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

新記念館の計画がついに始動!「紙」がつなぐ人の想いと絆の物語、完結巻。

大学を卒業し、晴れて念願の藤崎産業に入社した百花(ももか)。
感染症によっていまだ分断が続いている世の中に不安や孤独を感じながらも、自分なりにできることを模索していこうとする。
日本橋にあった「紙屋ふじさき記念館」は閉館してしまったが、一成(かずなり)は記念館の再オープンに向けてあたらしい候補地を探しており、川越の古い商家の建物を使うことが決まった。
百花は会社で「記念館準備室」に所属し、新記念館の開館に向けたプロジェクトに携わることに。
どのような記念館にすれば「和紙」を今の世の中に広めることができるのか、プレッシャーを感じつつも、新卒の同期数名とともに様々な課題に取り組んでいく。
それと同時に、百花の亡き父の作品『東京散歩』を復刊する動きが現れて……?

「紙」がつなぐ人々の想いとあたたかな絆の物語、感動のフィナーレ!

著訳者プロフィール

●ほしお さなえ:1964年東京都生まれ。作家・詩人。95年「影をめくるとき」が第38回群像新人文学賞優秀作受賞。2002年『ヘビイチゴ・サナトリウム』が、第12回鮎川哲也賞最終候補作となる。16年から刊行された「活版印刷三日月堂」シリーズが話題を呼び、第5回静岡書店大賞(映像化したい文庫部門)を受賞するなど人気となる。主な作品に「紙屋ふじさき記念館」「菓子屋横丁月光荘」「言葉の園のお菓子番」シリーズ、『銀塩写真探偵 一九八五年の光』などがある。

目次

第一話 記念館準備室
第二話 誕生の日
第三話 あたらしい場所