上手に距離を取る技術

上手に距離を取る技術

著者: 齋藤 孝
990円(税込)
発売日2024年02月09日
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  • ISBN コード : 9784040825038
  • サイズ : 新書判 総ページ数: 184ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 108 × 173 × 8.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

他人との距離感にもうこれ以上悩まない! 齋藤流、人間関係改善術。

 コミュニケーションに慎重になる人が増えている。社会的な交わりの中で、お互いに上手に距離を取ることができれば、悩みの多くは解消する。相手ごとにふさわしい距離感を見極め、ときに間を取ることが大切だが、適切な距離感を図ることは、歳をとって社会経験を重ねても難しいもの。 距離感に悩むのは、距離が近すぎるか、遠すぎるかのどちらかだ。人間関係をうまく構築しようと意識するあまり、ストレスが溜まる。「距離の取り方」は、心の持ちようを変えることで、技として学ぶことができる。間合いの取り方が分かれば、ぐっと生きるのが楽になり、人間関係も劇的に豊かに。疲れないために、上手に距離を取る、齋藤流メソッドを公開!

著訳者プロフィール

●齋藤 孝:1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞(2001年)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞(2002年)受賞。同作はシリーズ260万部のベストセラーに。他著書に『読書力』『コミュニケーション力』(岩波書店)、『理想の国語の教科書』(文藝春秋)、『上機嫌の作法』『語彙力こそが教養である』(KADOKAWA)等多数。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』総合指導。

目次

はじめに コミュニケーションに慎重になる人が増えている/適切な距離は時代によって変わる/他人との距離感に、もう悩まない/人づきあいに疲れない心と身体

【第一章】人との距離感をリセットする 人間関係の距離感は、自分で決めればよい/「ふつう」の呪いから自由になる/人間嫌い名人に学ぶ生き方/空気が読めなくても、距離は取れる/人間関係にとらわれ過ぎないのが、未来的生き方/遠慮過剰、気遣い過剰が自分をつらくする/相談を持ちかける、引き受ける/テンポと距離感は同義

【第二章】小さな工夫で、ストレスを軽減 微笑みをたたえる基本技術/組み立てを変え、楽しい気持ちを湧き上がらせる/浅いところに留まらない/言葉数で相手を把握する/距離感やテンポがわからない時は/オンラインで、対面のコミュニケーションを鍛える/表情は、最速の情報伝達手段/オンラインのデメリットをメリットにする/ゲームを介して人間関係を構築/対話型AIから程よいコミュニケーションを学ぶ

【第三章】それでも人と関わりたくない時には 気を遣って人と付き合うべきか/「心のエネルギーが漏電している状態」から抜け出そう/それでも人と関わりたくない時には/沈潜することで自我を癒す/自分という存在を見極める年齢/友人に守られている感覚/自分と同じ悩みを抱える人の話を読んでみる/壁を越えた心の交流/閉じこもった人の回路を開く/太宰の『人間失格』が今も愛される訳/脳も精神も感情も鍛錬する読書/読書経験で脳は進化する優れた人格を自分の中に息づかせる/時代を超えた人格と交わる/自分の中に寛容さを育てる/古い時代の話から、自分を客観視する

【第四章】 さっぱりした付き合い「淡交」 自分のアイデンティティを出す/アメリカでも変化している人間の距離感/大谷翔平選手と栗山英樹監督の距離感のように/距離を詰め過ぎない/心地よい関係をつくる淡交のすすめ/「無駄な時間」を一緒に過ごす/距離感に「作法」を作る/家族の距離感も変化している/金銭感覚の違いは、人間関係に亀裂を生む/干渉してくる親にどう対処するか親との共通の話題がないときは

【第五章】笑いや演劇で、距離感をつかむ 笑いは間をぐっと縮める/自然な笑いがある関係/処世術としての笑い/笑いを生むことに自信がなければ、自分が笑ってみる/アメリカンジョークには意味がある/笑いに無理は禁物。だけど努力はしよう/お笑いで得る「メタ認知」/相手との間を、身体感覚から探る/相手に届く言葉を模索する「話しかけのレッスン」/自分の態度を客観視する演劇のレッスン

【第六章】 身体を作り、距離感を養う
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