仮初めの魔導士は偽りの花 呪われた伯爵と深紅の城

仮初めの魔導士は偽りの花 呪われた伯爵と深紅の城

イラスト: 高星 麻子
748円(税込)
発売日2024年03月22日
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  • ISBN コード : 9784041147405
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 288ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.8 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

男装の新米魔導士が美貌の伯爵の呪いを解く!? 西洋風ラブ&ファンタジー

これは、魔力を持つ人間が、魔導士として人々の尊敬を集めていた国の物語――。

王都から少し離れた、ラインハルト伯爵が治める小さいが活気あふれる城下町。その近隣ののどかな村に住む少女、ティルは、幼い頃から性別を偽り暮らしていた。
ティルの祖父、アルバート・アドラ―は大魔導士で、占星術師としても人々の尊敬を集めていたが、この国では魔力を持つ女性は「魔女」と見なされ厳しい弾圧がいまだに続いているためで、ティルはあらぬ疑いをかけられるのを避けるため、男装して生きてきた。

だが祖父の遺言で、絵描きの兄、ハンスと共に悪魔祓いの仕事をしていく中で、祖父譲りの魔力が開花し、ティルはたちまち“美少年魔導士”として評判になってしまう。
そんなある日、ティルたちは突然ラインハルト伯爵に呼び出され、彼の親戚であるノア・バランド伯爵が住む、『世にも美しい城』の呪いを解いて欲しいと依頼される。

それは、辺境の高台に佇む美しい白亜の城で、城の主であるノアは、黒髪に深い紫の瞳を持つ美貌の青年伯爵だった。
ティルは、人を寄せつけようとしないノアに冷たくあしらわれながらも、城の呪いの調査を進めていくが、舞踏会で女装して彼の婚約者のフリをすることになってしまい……!?

呪われた城に秘められた切ない過去、そして女性を愛することを自らに禁ずる美貌の伯爵の真実とは――?
男装の駆け出し魔導士が、星の導きで呪いの謎を解き、魔を退ける!

『わが家は祇園の拝み屋さん』『満月珈琲店の星詠み』の著者新境地の西洋風ラブ&ファンタジー!

※こちらは『通常版』です。
『サイン本』は以下のリンクからご購入ください。

著訳者プロフィール

●望月 麻衣:北海道出身、現在は京都在住。2016年『京都寺町三条のホームズ』で第4回「みんなで選ぶ 京都本大賞」の大賞を受賞。その他の著作に「わが家は祇園(まち)の拝み屋さん」「京洛の森のアリス」「満月珈琲店の星詠み」(画 桜田千尋)「京都船岡山アストロロジー」シリーズ、『二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵はじめました』『託された子は、陰陽師!? 出雲に新月が昇る夜』『満月珈琲店』(作・絵 桜田千尋/文 望月麻衣)『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』『京都東山邸の小鳥遊先生』などがある。

目次

序章
第一章 大魔導士の後継者
第二章 呪いの城へ
第三章 深紅の秘密
第四章 いわくつきの舞踏会
第五章 伯爵の真相
第六章 決戦の夜

あとがき
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