最終講義 学究の極み

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最終講義 学究の極み

1,386円(税込)
発売日2024年05月24日

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  • ISBN コード : 9784044008222
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 480ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 17.6 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

知の巨人たちの人生を賭けた学問の追究、その集大成を読む。

日本の知の礎を築いたのは、飽くなき探求心を持ちつづけた学者たちだった。土居健郎は言う、「まず「わかる」とはどういうことかということをわかる必要があるでしょう」。禅の本質を説く鈴木大拙、インド思想史に人類史的な普遍性を見た中村元、心理療法の目的を自身の物語の発見に見いだした河合隼雄、人間と自然の関係の変化が歴史学に課題をもたらしたと指摘する網野善彦……。日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「学究の極み」篇では、日本の知の礎を築いた学者たちが生涯をかけて追究した研究テーマ、その集大成を披露した講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・若松英輔

著訳者プロフィール

●宇野 弘蔵:1897年、岡山県に生まれる。1921年、東京帝国大学経済学部卒業。ドイツ留学を経て、東北帝国大学助教授に着任。その後、東京帝国大学教授、法政大学教授などを歴任し、1977年、死去。経済学博士。マルクス主義経済学を専門とし、その独創的な資本論読解により宇野学派と呼ばれる学派を形成した。
●中村 元:1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。著書に『〔決定版〕中村元選集』全40巻(春秋社)、『広説佛教語大辞典』全4巻(東京書籍)、訳書に『ブッダのことば』『ブッダ 神々との対話』(ともに岩波文庫)などがある。99年逝去。

目次

凡例

小泉八雲 日本文学の未来のために
鈴木大拙 禅は人々を、不可得という仕方で自証する自己に目ざめさせる
宇野弘蔵 利子論
大塚久雄 イギリス経済史における十五世紀
中村 元  インド思想文化への視角
土居健郎 人間理解の方法――「わかる」と「わからない」
鶴見和子 内発的発展の三つの事例
河合隼雄 コンステレーション
多田富雄 スーパーシステムとしての免疫
網野善彦 人類史の転換と歴史学
阿部謹也 自画像の社会史

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