久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。
けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて……。
その言葉を政近も聞き逃しはしない。
なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!!
気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。
そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。
ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?
アーリャと隣の席の男子。アニメを観るべく夜更かしをしているため、いつも授業中に寝ているやる気のない劣等生。そんな不真面目な様子を、いつもアーリャに咎められている。幼少期にロシア語を話す少女に初恋をしたことがきっかけで、ロシア語を習得した(そのことをアーリャは知らない)。
容姿端麗成績優秀で、周囲からは「孤高のお姫様」と称される優等生。
中学三年時に征嶺学園に転入し、現在は高等部生徒会で会計を務めている。
ロシア人の父と日本人の母、一つ年上の姉の四人家族。
ある出来事を機に隣の席の政近に興味を抱き、彼には分からないと思っているロシア語で時々からかっている。
元華族の家に生まれたお嬢様。中学時代には生徒会長を務めており、高校でも会長目指して広報を担当している。
淑女の鑑とも称される品行方正な生徒だが、幼馴染である政近には意外な一面を見せることも……。
アーリャの一つ年上の姉で、生徒会では書記を担当。
類稀なるプロポーションと優しげな美貌から学園内での人気が高く、付いた異名は「学園の聖母」。 ただ彼氏持ちらしく、マーシャに告白した男子はすべてそのことを理由に玉砕しているとか。
有希に仕える無口で無表情な従者。
有希と、もう一人の主人に対して絶対的な忠誠心を抱いている。
学校でも有希をサポートすべく生徒会に参加。庶務として生徒会の仕事を下支えする。
少し浮世離れしているためか、有希に騙されからかわれることもしばしば……。