2021年版からみなさんにお届けしている「かんころ手帳」。
なんと、６冊目にあたる2026年版も、発売させていただけることになりました！
ここまで続けてこられたのも、「かんころ手帳」を愛してくださるみなさんのおかげです。
本当にありがたく、心からの感謝の気持ちでいっぱいです……。
「かんころ手帳」は、将来的にあなたが幸せになるためのヒントを、あなた自身で書き込む手帳。
おかげさまで、「かんころ手帳を使っていたら、素敵なパートナーに出会って結婚し、幸せな毎日を過ごしています！」「夢だった仕事に就くことができて、日々充実しています！」という、本当にうれしいお声をたくさんいただいてきました。
けれどそれは、みなさんが潜在的に持っていた「幸せのタネ」が芽を出し、花が咲いた結果です。
「かんころ手帳」は、そんなふうにみなさんが潜在的に持っている「幸せのタネ」を芽吹かせる魔法の手帳。
楽しいことや悲しいこと、勇気をもらえることや苦しいこともある日常生活のなかで、この「かんころ手帳」が、2026年もみなさんにとって最高の「相棒」となり、幸せの花を咲かせてくれるよう祈っています。

2026年版のカバーは、私の大好きなエメラルドグリーンです。
本年度に引き続き、キラキラとした光沢をもった素材で、大人っぽいかわいさと、持っているだけでテンションが上がる元気さがある、とっても素敵な手帳に仕上がりました。
これまでずっとご購入くださっていた方はご存知かと思いますが、じつはこのエメラルドグリーンは、１冊目にあたる2021年版と近い色です。
目にやさしい色ですし、疲れたときに見ても癒される色ですよね。
「かんころ手帳」は、あなたのパワースポットでありながら、癒しを与えてくれる場所でもあって欲しいという、製作当初の気持ちを思い出し、2026年はこの色に決めました。
とはいえ、６年の間に私自身の人生が大きく変化したように、「かんころ手帳」をお使いくださっているみなさんにも、人生の変化があったと思います。
ですから、2026年版は、より一層輝かしい人生を送られているあなたにもそぐうように、上質感がプラスされた素材をセレクトしました。

私は、手帳に自分の気持ちを書いて、心の中を「見える化」することを推奨しています。
それは、自分の気持ちって、じつは自分がいちばん見えていない場合もあるよなぁ……と思うから。
なので「かんころ手帳」には、うれしいことはもちろん、悔しいことや悩んでいること、ささいな愚痴も含めて、普段は口に出せないネガティブな感情も、文字にして吐き出してしまうことをおすすめしています。
結果として、過去の手帳を振り返って見たときに、「ああ、あのときはこんなことで悩んでいたんだよね」「この頃は本当につらかったけど、乗り越えた私、万歳！」と思えるようになるから。
とはいえ、本当にしんどいときは、「文章を考える」「なにかを書く」という行為すら、時間的にも精神的にも難しいこともありますよね。
それならそれでかまいません。私も、書くことができない日も当然あります。
ただ、心のどこかに「私はこのつらさを吐き出せる場所を持っている」という、「親友」のような存在に、この「かんころ手帳」をしていただけたらうれしいなぁと思っています。

「かんころ手帳」の最大の特徴は、「読める手帳」であること。
毎月、月のはじめに読んでいただく「今月のエッセイ」や、ウィークリーページに掲載されている「パワースポットメッセージ」は、私が心から思っていることを綴ったものです。
はじめて体験したことや、そこから得た学びを書いているものもありますが、長く「かんころ手帳」をご愛用くださっている方には「あれ？　このことは前も語っていたかも……？」と思われるメッセージもあると思います。
そんな、「なんとなく記憶に残っているメッセージ」は、じつは私自身が「常に忘れないでいよう」と思っていること。
忙しく毎日を過ごしていると、自分の軸となるような考えを、ついつい忘れてしまいがちですよね。
そんな私自身を戒めるためにも、「これだけは常に意識していよう」ということを、リマインダーのつもりでところどころに掲載しました。
この「かんころ手帳」の、とくに「パワースポットメッセージ」については、読まれるタイミングもみなさんそれぞれです。
お手元に届いてすぐ、「ひととおり全部読みました！」とおっしゃる方や、「新しい発見をもらうために、毎週楽しみにしながら読んでいます」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
なかには、タロットカードを読み解くように、パッと手帳を開いて、そのページにあるメッセージを「お告げ」のように読んでくださっている方もいらっしゃるそうです。
どのメッセージも、「かんころ手帳」をお使いいただくあなたが幸せな毎日を過ごせるように……との願いを込めて書きましたので、お好きなタイミングでお読みいただけたら幸いです。

巻頭のカラーページには、毎年恒例の「かんころによる手書きの使用例」も掲載されています。
私が手書きの手帳にこだわっている理由は、その日のできごとや感情を過不足なく、簡潔に残すことができるから。
手書きだからこそ、素直な気持ちを吐露できますし、ショックだったときは「ガーン！」とか、驚いたことがあったときには「ガビーン！」など、気持ちを表す擬態語を使ったりもしています。
疲れているときは、そんなにきれいな字で書けないときもありますし、花マルやバツなど記号でその日の状態を残しておくこともできます。
気持ちや時間に余裕があるときは、余白にイラストを描いてみるなど、気持ちの赴くままに記していただけたらと思います。
カラーペンや付箋、マスキングテープなどを使って、オリジナルの楽しみ方をしてくださっても、すごくうれしいです！
「かんころ手帳」は、あなたと一緒に１年を創っていくものなので、あなたらしく、無理をせず、楽しんでお使いくださいね。

「かんころ手帳」は、読み返したときに「過去の自分」からの贈り物となる、「世界にひとつの自分マニュアル」です。
進化って、自分ではなかなか気づけないものですが、過去のできごとや当時の気持ちを読み返すと、それまで歩んできた道程が見えるようになるものなんですね。
そのためにも活用していただきたいのが、毎月・毎週の「インストール」。
月のはじめには、「今月のエッセイ」のあとに、その月の目標を書き込んでいただく「今月のインストール」のスペースがあります。
ここには、日常生活に関することでも、お仕事に関することでも、なんでもかまいませんので、その月に取り組みたいテーマや目標を書き込んでくださいね。
もちろん、「今月のエッセイ」から気づいたことでもいいですし、それとはまったく違うあなただけの目標でもかまいません。
また、ウィークリーページでは、できれば週のはじめに「今週のインストール」の部分に、その週に成し遂げたいことを書き込んでいただけたらと思っています。
こちらは、その週の「パワースポットメッセージ」を参考にしていただいてもいいですし、そのときどきの予定に合わせて設定していただいてもOKです。
いずれも、この「かんころ手帳」に書き込むことで、「今月はこれを叶えるんだった！」「今週はこんな自分でいよう」というふうに、自分自身に目標を刷り込んでいただくためのものです。
大きな目標はもちろん、どんな小さな願いであれ、「これをクリアしよう！」と思い、行動することで、少しずつパワーアップされていくはず。
そのときどきの状況や体調に合わせて、無理なく、心地よくいられるような「インストール」を、ぜひご自分になさってみてくださいね。

ウィークリーページの「Diary」「Gift」「My Letter」は、あなたの毎日を記録するスペース。
「Diary」はその日の日記を書くスペースなので、どんなことがあったか、どんなことをしたのかを書き残してくださいね。
ポイントは、いいことだけでなく、嫌なことも含めてとりあえず書き残すこと。
私はこの部分に、その日の気分や体調も書き残したりしています。
状態を書き残して「見える化」することで、疲れが溜まっていることに気づいたり、逆に「調子がいいから挑戦したかったアレにチャレンジしてみよう！」と思えたりもするからです。
そんなふうに自分の状態を把握して次の行動につなげることは、「運ではなく、自分の意思で未来を決めている」という自信につながるはず。
ですから、気力や体力がある日は、一日の終わりなどに「記録する」ことを習慣化していただけたらなぁと思っています。
「Gift」は、１日の間に学んだことや気づいたことを、文字どおり「ギフト」として認識するためのスペース。
私は、人生で体験することには、どんなことにも意味があると思っています。
ですから、ここに書くことは、どんな小さなことでもいいのです。
たとえ災難ばかりの厄日であっても、「こういう発言は誰かを傷つけるかもしれないから気をつけよう」「自分はこういうことはしないようにしよう」という学びにつながります。
「My Letter」は、１日がんばった自分自身にかけてあげる言葉を記すスペース。
ここには、できるだけポジティブな言葉を書くようにしてくださいね。
「ダラダラしたおかげで気力充実！　寝る子は育つ！」「涙でデトックスできたから、明日からは新しい私♡」など、なんでもOKです。
自分を甘やかせて、24時間生き抜いた自分に「ありがとう」の言葉をかけてあげましょう。
このウィークリーページも、毎日ひと言を殴り書きするだけでもいいですし、時間ができたときに数日分まとめてサクッと書き込んでいただいてもかまいません。
それぞれのライフスタイルに合わせて、楽しみながら付き合っていってくださいね。

ひと月が終わったら、マンスリーワークのページに戻って、「今月のトピック」「今月のギフト」「今月のまとめ」を記入してみてください。
ウィークリーページに書き込んだことや、マンスリーカレンダーの予定を見ながら、「こんなことがあったなあ」ということを書いてもいいですし、「全体的にこんな月だった」という総括でもかまいません。
そのときは強烈に覚えていることでも、数年経つと「そんなことあった……？」というのがよくあるのが人生です。
けれど、気持ちが鮮やかなうちに書き残しておくと、小さな反省や気づきを数年経ってからでも得られるもの。
一生懸命生きている、いまのあなたを記録するつもりで取り組んでみてくださいね。
そして、最後にある「2026年の自分マニュアル」は、１年を振り返って「こんな大躍進があった！」「こんなに楽しいことをした！」ということを書き残すスペースです。
年末にまとめて書いていただいてもいいですし、12に区分けをされていますので、月ごとに書き残していただいてもかまいません。
罫線にとらわれず、大きな発見や驚きがあったときに、箇条書きにしていただいてもいいと思います。
そうして書いた「2026年の気づき」が、翌年以降のあなたを支えてくれる「自分マニュアル」になっていきます。
そう、「かんころ手帳」は、書き終えたときに、世界でひとつの「自分取扱書」であり、「自分専用の自己啓発書」になるものなのです……！
あなたが経験する2026年の365日が、2027年以降のあなたを支えてくれる「経験値」となっていることに、読み返したときに気がつくはず。
あらゆる感情を持って精一杯生きる時間は、あなたの人生の宝物です。
その宝を忘れないように、なくさないように、この「かんころ手帳」をご活用いただけたらと思っています。

まだ年も半ば過ぎですが、振り返ってみれば、私にとって2025年は、人生の大きな節目となる年でした。
家族も増え、思いもよらない経験をたくさんして、精神的にも物理的にも環境が変わった年と言えるでしょう。
未来は誰にも見れないので、いまあなたが思い描いている2026年と、実際の2026年は異なるかもしれません。
けれど、どんなに環境が変わったとしても、あなたと、あなたが大切に思う人たちが、心身ともに健康で笑って過ごせることがいちばんです。
私もあなたも、かけがえのない１日を大切に過ごせるようにと願って、この2026年版の手帳を製作しました。
「かんころ手帳」をお使いいただいて、あなた自身を愛し、労って、新しい環境や出会いを楽しめる１年となりますよう願っています。