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太平洋戦争 日本の敗因6 外交なき戦争の終末

編者: NHK取材班
発売日
1995年08月08日
在庫なし
924
在庫がありません
ISBNコード
9784041954171
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 10.5 mm
総ページ数
272ページ
絶対国防圏の戦略拠点は次々に陥落。日本上空が米軍機に完全に支配され、敗戦は必至とみえた昭和二十年一月、大本営は本土決戦計画を決めた。本土での地上戦ならば一度は勝てる。一矢報いれば、無条件降伏だけは――沖縄が本土決戦の捨て石とされ、焦土と化していた時、日本が和平工作の全てを託そうとしたソ連は「ヤルタの密約」通りに、米ソ共同の軍事訓練を行っていた。軍と国家は何を考え、何をしていたのかを検証する。

目次

プロローグ

1 対ソ外交への甘い期待
「本土決戦」と「日ソ中立条約」
ヤルタの密約に至るソビエ卜の対日政策
軍部が歪めた日本外交
駐ソ大使館をとりまく「現実」と「幻想」
「日ソ中立条約」の不延長通告

2 参戦防止のための対ソ交渉
本土決戦論と早期和平論
捨て石にされた沖縄
危ぶまれるソビエトの参戦
沖縄玉砕

3 一億玉砕ヘ
本土決戦態勢の強化
「国体護持」とは何か
本土決戦計画の現実

4 戦争終結のための対ソ交渉
方針転換
ソビエトの対日参戦準備

5 ソビエトヘの和平仲介依頼
近衛特使派造の申し人れ
無視された和平仲介の申し入れ

エピローグ

参考文献
あとがき