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海を渡る神々 死と再生の原郷信仰

発売日
1999年06月01日
在庫なし
1,650
在庫がありません
ISBNコード
9784047033061
レーベル
角川選書
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
126 × 189 × 0.0 mm
総ページ数
224ページ
〈目次〉
はじめに
序章 沖縄の他界観・原郷信仰と洞窟
 一 沖縄の神と世界
  1 ニライ・カナイ
  2 アマミヤ・シネリヤ
  3 オボツ・カグラ
 二 海の彼方の楽土ニライ・カナイ
  1 ニライの語源と語意
  2 ニライ観の変遷
 三 聖空間としての洞窟ニャーティヤーガマ
  1 伊江島のニャーティヤーガマの由来
  2 伊江島にあがった神々の足跡
  3 「洞窟」という空間──生と死と再生──
第一章 沖縄伊江島にみる島渡りの足跡
 一 北側から拓かれる伊江島の歴史
 二 東南岸の聖地と貝塚遺跡
  1 アラ御嶽の周辺
  2 具志原貝塚
 三 伊江島の創世神話
 四 伊江島の神祭り
  1 大折目
  2 大折目の体系と構造
  3 神遊折目
  4 豆俵折目
  5 三月ニャーティヤー折目
第二章 世界にひろがる原郷信仰と洞窟
 一 出雲の根の国・常世の国信仰と猪目洞窟
  1 根の国とニライ
  2 猪目洞窟と黄泉比良坂
 二 アイヌのポクナ・モシリ信仰と洞窟アフン・ル・パル
  1 アイヌの世界観──カンナ・モシリ、ポクナ・モシリ信仰
  2 あの世への入口──アフン・ル・パルと呼ばれる洞窟
 三 ニュージーランド・マオリ族のハワイキ信仰と洞窟
  1 マオリの系譜
  2 マオリの聖なる家ファレ・ルナンガと聖なる洞窟
 四 フィジー、ハワイのハワイキ信仰と聖域
  1 フィジーの聖なる家ブレ・カロウ
  2 ハワイの聖域ヘイアウ
 五 アイルランドのティル・ナ・ノグ信仰と洞窟
 六 ギリシャ・クレタ島の冥界を往来する神々と洞窟
 七 エジプトの他界観とカレイア(僧窟)信仰
  1 ナイル川を挟むこの世(生)とあの世(死)
  2 古代エジプトのホルス神とセト神
  3 王朝のアメン神信仰
  4 エジプトの王たち
  5 太陽神の息子ファラオ
  6 ピラミッド・コンプレックスにみる死と再生
  7 カレイア(僧窟)にみる死と再生
  8 エジプトへの関心
 八 韓国済州島の他界観と三姓穴
第三章 来訪神アラ神の素性
 一 南島各地にみられるアラ地名とアラ神
  1 八重山・宮古のアラ
  2 沖縄本島西海岸のアラ
  3 沖縄本島東海岸のアラ
 二 日本列島各地にみられるアラ地名とアラ神
  1 志摩半島伊勢のアラ
  2 山陰地方のアラ
  3 その他各地のアラ
 三 アラ神の素性
  1 国家的儀礼オアラオリ(御新下)
  2 アラの語源
  3 海を渡る遠来の神
  あとがき──安らぎとしあわせを求めて──
  主要参考文献