- ISBNコード
- 9784043657018
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 9.5 mm
- 総ページ数
- 240ページ
神隠しは現実世界を覆う癒しのヴェールである。
ある日、突然、人が日常世界から消え失せてしまう「神隠し」とは、何なのか。「神隠し」にあった人はどこへ行き、何を体験していたのか。どのような神霊が人を異界へいざなうのか。暗く悲惨な響きだけでなく、柔和で甘美な響きをもつ「神隠し」をめぐる民話や伝承を訪ね、多くの事例を分析。異界研究の第一人者が、迷信でも事実でもない、「神隠し」の謎と日本特有の「死の文化」を解き明かす!
解説・高橋克彦
解説・高橋克彦
目次
文庫版まえがき
プロローグ
不思議な出来事
異界の消失
神隠し願望
文学作品のなかの「神隠し」
異界に遊ぶ
第一章 事件としての神隠し
村の失踪事件
帰ってきた失踪者
家出・自殺・神隠し
束の間の失踪
神隠し幻想
狐に化かされる
体験者の証言
「神」に選び出された者
「神隠し」へのアプローチ
第二章 神隠しにみる約束ごと
神隠し譚の類型
夕暮れどき
隠れ遊び=隠れん坊
隠れ遊びの約束ごと
神と人が融け合うとき
鉦・太鼓による捜索の作法
音による異界との交信
神隠し事件の四つのタイプ
やさしい社会のコスモロジー
失踪者の異界報告
天狗信仰
天狗と異界イメージ
人間界と異界の媒介者としての少年
行方不明の娘たち
神隠しの理想型と諦めの儀式
第三章 さまざまな隠し神伝説
民俗社会の異界イメージ
隠し神としての天狗イメージ
天狗信仰の歴史
妖怪から怨霊へ
江戸時代の天狗隠し
狐隠し
幻想の人間社会
狐はなぜ人をだましたがるのか
鬼のイメージ
鬼と天狗
酒呑童子伝説
対抗世界としての鬼の王国
山姥から口裂け女へ
「脂取り」と纐纈城
第四章 神隠しとしての異界訪問
浄土=ユートピアとしての異界
夢と異界訪問譚
異界体験談から昔話への変換
異界の時間・人間界の時間
人間と神との交換
「いばら姫」と「浦島太郎」の時間比較
超時間装置「四方四季の庭」
社会復帰する「竜宮童子」
異界イメージの多義性
第五章 神隠しとは何か
現代の失踪事件
「神隠し」のヴェールを剥ぐ
人さらいと大袋
人身売買のネットワーク
児肝取り伝承「阿弥陀の胸割」
神隠しの現実隠し
夢が異界へいざなう
神隠しなき時代
社会的な死と再生の物語
参考文献
プロローグ
不思議な出来事
異界の消失
神隠し願望
文学作品のなかの「神隠し」
異界に遊ぶ
第一章 事件としての神隠し
村の失踪事件
帰ってきた失踪者
家出・自殺・神隠し
束の間の失踪
神隠し幻想
狐に化かされる
体験者の証言
「神」に選び出された者
「神隠し」へのアプローチ
第二章 神隠しにみる約束ごと
神隠し譚の類型
夕暮れどき
隠れ遊び=隠れん坊
隠れ遊びの約束ごと
神と人が融け合うとき
鉦・太鼓による捜索の作法
音による異界との交信
神隠し事件の四つのタイプ
やさしい社会のコスモロジー
失踪者の異界報告
天狗信仰
天狗と異界イメージ
人間界と異界の媒介者としての少年
行方不明の娘たち
神隠しの理想型と諦めの儀式
第三章 さまざまな隠し神伝説
民俗社会の異界イメージ
隠し神としての天狗イメージ
天狗信仰の歴史
妖怪から怨霊へ
江戸時代の天狗隠し
狐隠し
幻想の人間社会
狐はなぜ人をだましたがるのか
鬼のイメージ
鬼と天狗
酒呑童子伝説
対抗世界としての鬼の王国
山姥から口裂け女へ
「脂取り」と纐纈城
第四章 神隠しとしての異界訪問
浄土=ユートピアとしての異界
夢と異界訪問譚
異界体験談から昔話への変換
異界の時間・人間界の時間
人間と神との交換
「いばら姫」と「浦島太郎」の時間比較
超時間装置「四方四季の庭」
社会復帰する「竜宮童子」
異界イメージの多義性
第五章 神隠しとは何か
現代の失踪事件
「神隠し」のヴェールを剥ぐ
人さらいと大袋
人身売買のネットワーク
児肝取り伝承「阿弥陀の胸割」
神隠しの現実隠し
夢が異界へいざなう
神隠しなき時代
社会的な死と再生の物語
参考文献