- ISBNコード
- 9784043574155
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 14.0 mm
- 総ページ数
- 370ページ
その生涯と8編の作品をとおし、これ一冊で芥川龍之介がわかる本。
35年間という短い生涯ではあったが、芥川龍之介が日本近代文学史にのこした業績はかぎりなく大きい。大正時代を代表する芥川の文学は、成熟と破綻のあいだで苦悩した時代の象徴であり、芥川の自死とともに昭和という激動の時代がはじまった。各時期を代表する8編の作品をとりあげ、作品の書かれた背景、作品を読むヒント、コラム、エピソードを豊富に織り込んで読解の助けとした。
目次
はじめに ──「芥川龍之介小伝」をかねて
大正三年~六年
羅生門
「羅生門」の背景と読むためのヒント
エピソード1 交野の平六
エピソード2 「黒洞々たる夜」
コラム1 羅生門(羅城門)と京の盛衰
鼻
「鼻」の背景と読むためのヒント
コラム2 第四次『新思潮』の創刊と文壇デビュー
コラム3 漱石の手紙
この時期の主な作品
芋粥、偸盗、或日の大石内蔵之助、戯作三昧
コラム4 「手巾」と手厳しい批判
大正七年~十年
地獄変
「地獄変」の背景と読むためのヒント
コラム5 海軍機関学校
舞踏会
「舞踏会」の背景と読むためのヒント
エピソード3 鹿鳴館と設計者・コンドル
コラム6 芥川と漱石の中国・満州紀行
コラム7 『支那游記』と中国共産党の結成
この時期の主な作品
蜘蛛の糸、枯野抄、蜜柑、秋、南京の基督、杜子春
コラム8 「田端文士村」と芥川の家
大正十一年~十三年
藪の中
「藪の中」の背景と読むためのヒント
コラム9 小説「羅生門」と映画「羅生門」
将軍(抄)
「将軍」の背景と読むためのヒント
コラム10 乃木希典という人物
コラム11 「こころ」と「将軍」──明治の精神と大正の精神
トロッコ
「トロッコ」の背景と読むためのヒント
コラム12 関東大震災
この時期の主な作品
お富の貞操、侏儒の言葉、一塊の土
大正十四年~昭和二年
河童(抄)
「河童」の背景と読むためのヒント
コラム13 同時代作家・志賀直哉と谷崎潤一郎
この時期の主な作品
大導寺信輔の半生──或精神的風景画、湖南の扇、玄鶴山房
蜃気楼──或は「続海のほとり」、歯車、西方の人、続西方の人
「或阿呆の一生」 ──芥川龍之介の死
芥川龍之介略年譜
コラム14 築地明石町外国人居留地と生家跡
コラム15 山梨県立文学館と芥川関係資料
コラム16 上総一宮・芥川荘
あとがき
参考文献
大正三年~六年
羅生門
「羅生門」の背景と読むためのヒント
エピソード1 交野の平六
エピソード2 「黒洞々たる夜」
コラム1 羅生門(羅城門)と京の盛衰
鼻
「鼻」の背景と読むためのヒント
コラム2 第四次『新思潮』の創刊と文壇デビュー
コラム3 漱石の手紙
この時期の主な作品
芋粥、偸盗、或日の大石内蔵之助、戯作三昧
コラム4 「手巾」と手厳しい批判
大正七年~十年
地獄変
「地獄変」の背景と読むためのヒント
コラム5 海軍機関学校
舞踏会
「舞踏会」の背景と読むためのヒント
エピソード3 鹿鳴館と設計者・コンドル
コラム6 芥川と漱石の中国・満州紀行
コラム7 『支那游記』と中国共産党の結成
この時期の主な作品
蜘蛛の糸、枯野抄、蜜柑、秋、南京の基督、杜子春
コラム8 「田端文士村」と芥川の家
大正十一年~十三年
藪の中
「藪の中」の背景と読むためのヒント
コラム9 小説「羅生門」と映画「羅生門」
将軍(抄)
「将軍」の背景と読むためのヒント
コラム10 乃木希典という人物
コラム11 「こころ」と「将軍」──明治の精神と大正の精神
トロッコ
「トロッコ」の背景と読むためのヒント
コラム12 関東大震災
この時期の主な作品
お富の貞操、侏儒の言葉、一塊の土
大正十四年~昭和二年
河童(抄)
「河童」の背景と読むためのヒント
コラム13 同時代作家・志賀直哉と谷崎潤一郎
この時期の主な作品
大導寺信輔の半生──或精神的風景画、湖南の扇、玄鶴山房
蜃気楼──或は「続海のほとり」、歯車、西方の人、続西方の人
「或阿呆の一生」 ──芥川龍之介の死
芥川龍之介略年譜
コラム14 築地明石町外国人居留地と生家跡
コラム15 山梨県立文学館と芥川関係資料
コラム16 上総一宮・芥川荘
あとがき
参考文献