やがて消えゆく我が身なら

やがて消えゆく我が身なら

704円(税込)
発売日2008年05月24日

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  • ISBN コード : 9784044070021
  • サイズ : 文庫判 総ページ数: 256ページ
  • 商品寸法(横/縦/束幅): 105 × 149 × 10.0 mm
  • ※総ページ数、商品寸法は実際と異なる場合があります

ヒトの死亡率100%――誰であろうが同じです。

「ぐずぐず生きる」「80歳を過ぎたら手術は受けない」「仕事が嫌いなら、心を込めずに働く」「がん検診は受けない」……。人はいつか必ず死ぬ。崩壊寸前の日本の社会システムのなかで、どうしたら有限の命を面白く生きられるだろうか。そもそも面白いとはどういうことか。慧眼の生物学者が、飾らない人生観と独特のマイノリティー視点で、人と社会の本質を鋭く突く!生きにくい世の中を快活に過ごすための、本音炸裂エッセイ。

著訳者プロフィール

●池田 清彦:1947年、東京生まれ。東京教育大学理学部卒業、東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。現在、早稲田大学国際教養学部教授。構造主義科学論、構造主義生物学の見地から、多彩な評論活動を行っている。著書に『初歩から学ぶ生物学』(角川選書)など多数。

目次

人は死ぬ
人生を流れる時間
がん検診は受けない
親はあっても子は育つ
人はなぜ怒るのか
未来のことはわからない
人はどこまで運命に抗えるか
自殺をしたくなったなら
強者の寛容について
病気は待ってくれない
働くということ
親の死に目
老いらくの恋
子供とつき合う
今日一日の楽しみ
グローバリゼーションの行方
趣味に生きる
アモク・シンドローム
食べる楽しみ
不治の病を予測する
自然保全は気分である
人間を変える
老いの悲しみ
病気は人類の友なのか
プライバシーと裁判員制度
自己責任とは何か
「氏」と「育ち」
明るく滅びるということ
身も蓋もない話
ぐずぐず生きる

あとがき
文庫版あとがき
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