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やがて消えゆく我が身なら

発売日
2008年05月24日
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ISBNコード
9784044070021
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 10.0 mm
総ページ数
256ページ
ヒトの死亡率100%――誰であろうが同じです。
「ぐずぐず生きる」「80歳を過ぎたら手術は受けない」「仕事が嫌いなら、心を込めずに働く」「がん検診は受けない」……。人はいつか必ず死ぬ。崩壊寸前の日本の社会システムのなかで、どうしたら有限の命を面白く生きられるだろうか。そもそも面白いとはどういうことか。慧眼の生物学者が、飾らない人生観と独特のマイノリティー視点で、人と社会の本質を鋭く突く!生きにくい世の中を快活に過ごすための、本音炸裂エッセイ。

目次

人は死ぬ
人生を流れる時間
がん検診は受けない
親はあっても子は育つ
人はなぜ怒るのか
未来のことはわからない
人はどこまで運命に抗えるか
自殺をしたくなったなら
強者の寛容について
病気は待ってくれない
働くということ
親の死に目
老いらくの恋
子供とつき合う
今日一日の楽しみ
グローバリゼーションの行方
趣味に生きる
アモク・シンドローム
食べる楽しみ
不治の病を予測する
自然保全は気分である
人間を変える
老いの悲しみ
病気は人類の友なのか
プライバシーと裁判員制度
自己責任とは何か
「氏」と「育ち」
明るく滅びるということ
身も蓋もない話
ぐずぐず生きる

あとがき
文庫版あとがき