- ISBNコード
- 9784044072117
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 12.5 mm
- 総ページ数
- 322ページ
亡き愛人への慕情からふがいない夫への怒りまで。現代にも通じる情愛の舞台
「高砂や、この浦舟に帆をあげて……」という有名な祝言のフレーズは謡曲「高砂」の一節。中世が生んだ伝統芸能、謡曲と狂言はどんな文学なのであろうか。謡曲の五番立から代表作の「高砂」「隅田川」「井筒」「敦盛」「鵺」を、狂言からは「末広かり」「千切木」「蟹山伏」を取り上げ、現代語訳で読む入門書。幽玄といわれる能と、コミカルな狂言を文学として味わい、演劇としての特徴をわかりやすく解説。謡曲・狂言が身近になる1冊。
目次
はじめに
謡曲「高砂」 能 初番目物(脇能)
「高砂」のあらすじ
神主友成、高砂を訪れる
老夫婦の登場
相生の松のいわれ
老夫婦、松のすばらしさを語る
老夫婦の正体
住吉明神の登場
住吉明神の舞
謡曲「敦盛」 能 二番目物(修羅物)
「敦盛」のあらすじ
蓮生、一の谷に下向する
草刈り男たちの登場
草刈り男の正体
敦盛の亡霊の登場
敦盛の舞
謡曲「井筒」 能 三番目物(鬘物)
「井筒」のあらすじ
旅の僧、古寺を訪ねる
不思議な美女の登場
在原業平の恋物語
男装の麗人の登場
謡曲「隅田川」 能 四番目物(雑物)
「隅田川」のあらすじ
隅田川の渡しで
女物狂の登場
女物狂と渡し守との出会い
渡し守、幼子の哀れな物語を語る
女物狂、わが子の死を知る
わが子の幻との再会
謡曲「鵺」 能 五番目物(切能)
「鵺」のあらすじ
旅の僧、芦屋の里に着く
漂い来る空舟
自らの最期の様を語る鵺
正体を現した鵺
狂言「末広かり」
「末広かり」のあらすじ
太郎冠者、都へ使いに行く
すっぱ、古傘を売りつける
すっぱ、囃子物を教える
太郎冠者、主人に得意顔で報告する
太郎冠者、囃子物で主人の機嫌をとる
狂言「千切木」
「千切木」のあらすじ
連歌の会の集まり
嫌われ者の太郎
女房の登場
いざ、仕返しに
狂言「蟹山伏」
「蟹山伏」のあらすじ
山伏の登場
蟹の精の登場
山伏と蟹の精との対決
コラム
現代劇と能の違い
能・狂言の歴史
能・狂言の種類
能に描かれる世界と狂言に描かれる世界
世阿弥の名言
間狂言
能・狂言の演技
狂言の登場人物
能・狂言の流儀
観客はどのように鑑賞すればよいか
解説
謡曲について
小段について
謡本について
狂言の台本について
謡曲・狂言の与えた影響
参考図書
謡曲「高砂」 能 初番目物(脇能)
「高砂」のあらすじ
神主友成、高砂を訪れる
老夫婦の登場
相生の松のいわれ
老夫婦、松のすばらしさを語る
老夫婦の正体
住吉明神の登場
住吉明神の舞
謡曲「敦盛」 能 二番目物(修羅物)
「敦盛」のあらすじ
蓮生、一の谷に下向する
草刈り男たちの登場
草刈り男の正体
敦盛の亡霊の登場
敦盛の舞
謡曲「井筒」 能 三番目物(鬘物)
「井筒」のあらすじ
旅の僧、古寺を訪ねる
不思議な美女の登場
在原業平の恋物語
男装の麗人の登場
謡曲「隅田川」 能 四番目物(雑物)
「隅田川」のあらすじ
隅田川の渡しで
女物狂の登場
女物狂と渡し守との出会い
渡し守、幼子の哀れな物語を語る
女物狂、わが子の死を知る
わが子の幻との再会
謡曲「鵺」 能 五番目物(切能)
「鵺」のあらすじ
旅の僧、芦屋の里に着く
漂い来る空舟
自らの最期の様を語る鵺
正体を現した鵺
狂言「末広かり」
「末広かり」のあらすじ
太郎冠者、都へ使いに行く
すっぱ、古傘を売りつける
すっぱ、囃子物を教える
太郎冠者、主人に得意顔で報告する
太郎冠者、囃子物で主人の機嫌をとる
狂言「千切木」
「千切木」のあらすじ
連歌の会の集まり
嫌われ者の太郎
女房の登場
いざ、仕返しに
狂言「蟹山伏」
「蟹山伏」のあらすじ
山伏の登場
蟹の精の登場
山伏と蟹の精との対決
コラム
現代劇と能の違い
能・狂言の歴史
能・狂言の種類
能に描かれる世界と狂言に描かれる世界
世阿弥の名言
間狂言
能・狂言の演技
狂言の登場人物
能・狂言の流儀
観客はどのように鑑賞すればよいか
解説
謡曲について
小段について
謡本について
狂言の台本について
謡曲・狂言の与えた影響
参考図書