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西郷隆盛語録

発売日
2010年02月25日
在庫なし
880
在庫がありません
ISBNコード
9784043216086
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 150 × 13.5 mm
総ページ数
352ページ
西郷隆盛が残した手紙や詩文を読み解き、不世出の英雄の思想を考察する!
維新の大功労者でありながら、新政府の下、なぜ西郷は薩摩へ下野し、士族ともに散ったのか。彼が心で描き、行動で示してきたものとは何だったのか。島への流罪、藩政改革と討幕戦争、そして征韓論争と西南戦争。過酷な運命を前に、折にふれ綴った手紙や詩文、ふと漏らした言葉の中に、その足跡と思想の根幹を見出す。「事の成否を問わぬ」決意を貫き、人間として政治家として、今なお賞賛される英雄の生涯とその心情に迫る。

目次

西郷の言葉
奈良本辰也 

1 ─詩と語録
第一部 人を相手とせず、天を相手にせよ
──西郷南洲遺訓
第一章 遺訓
第二章 問答
〔問者──岸良真二郎〕

第二部 夢幻の名利を争わず
──詩と人生
第一章 人世の浮沈は晦明に似たり
──配流の地に人生を観る
第二章 黒烟南北、火船を飛ばす
──政治家西郷、東奔西走
第三章 人間虎豹の群を脱れて
──野に下って知る我が誠
第四章 天、温泉を沸かし、清くして渾らず
──歴史と狩猟と温泉に詠む

第三部 詐謀と至誠のはざまを生きて
──書簡でつづる我が人生と革命
第一章 忍びがたきを忍ぶ「土中の死骨」
──安政大獄に吹きとばされた政界登場
第二章 井伊直弼暗殺一周年を祝して焼酎に酔う
──奄美大島に潜伏
第三章 焦燥と諦観の日々
──ふたたび沖永良部島流罪
第四章 幕府を冷たく見放す
──薩摩七十七万石を背負って
第五章 慶喜を討て!
──ついに討幕戦争にこぎつける
第六章 武士の戦功を見捨てるな
──鹿児島から見る維新政府の四年間
第七章 無芸無害の留守番役
──参議として
第八章 まず私が殺されよう
──征韓論争
第九章 勝敗を問わず、一個の条理に死す
──反乱

2─西郷隆盛論─政治家の原像
高野 澄  
第一章 英雄
第二章 革命
第三章 退場

凡例