- ISBNコード
- 9784044094201
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 150 × 8.5 mm
- 総ページ数
- 208ページ
光源氏の無性化する性と「色好み」、奔放な性愛のはての愛欲の落魄を描く。
『とはずがたり』に描かれた愛欲の世界とその果ての救済のかたちを探る。後深草院二条をめぐる5人の男との愛の呪縛と遍歴、これと対比される待賢門院璋子の野性化する奔放な性愛、やがておとずれる愛執の落魄と鎮魂。過剰な性愛の果ての浄土往生への願い、西行を追慕する漂泊の旅、女人出家の懺悔・滅罪について描く。文庫化にあたり、愛憎関係を救済する『源氏物語』の宗教性と無常の観念などを論じた2篇を増補新訂。
目次
文庫版まえがき
1 『とはずがたり』のエロス
第一章 奔放な愛の遍歴
第二章 性愛の豊饒を生きた女人
第三章 落魄・鎮魂の旅
2 『源氏物語』のエロス〈文庫版補遺〉
第一章 『源氏物語』と無常愛
第二章 『源氏物語』の宗教性
あとがき
1 『とはずがたり』のエロス
第一章 奔放な愛の遍歴
第二章 性愛の豊饒を生きた女人
第三章 落魄・鎮魂の旅
2 『源氏物語』のエロス〈文庫版補遺〉
第一章 『源氏物語』と無常愛
第二章 『源氏物語』の宗教性
あとがき