- ISBNコード
- 9784047035201
- レーベル
- 角川選書
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 127 × 190 × 16.0 mm
- 総ページ数
- 256ページ
漢字は日本全国共通と思っていたら大間違い!
言葉に「方言」があるように、漢字にも「地域漢字」や「地域よみ」が存在する。漢字学と日本語学の両方の視点で、中国生まれの漢字が、日本の風土とどのようにつながってきたかを、実例とともに解説、紹介。
〈目次〉
はじめに
第一章 漢字と風土──漢字の使用地域とそこに暮らす人々
地球上の文字とその地理的分布/中国大陸での漢字の伝播と変異/日本での漢字の地域差/各地の特色ある方言漢字/用途別の漢字の地域差/漢字の地域差の効果
第二章 北海道・東北の漢字から
札幌の「札」の異体字/札幌の「幌」の音読み/「函」の形/東北町の「〓」/岩手の〓には「うずがある」
第三章 関東の漢字から
埼玉の地域文字「岾」/消されてゆく地域文字「垳」/銀座は「鮨」/温泉マークの湯気の揺らぎ方/「馬」と書いて「まい」
第四章 中部の漢字から
「笹」より「笠」/新潟の「潟」/甲府で見た懐かしい略字/山梨の地域文字「垈」/「娥」から「ヶ」へ/富士八湖での当て字/東海での「函」の形/春の伊豆の文字/三河の地域誤字/三河の「圦」/中京圏の漢字/東の「や」は西の「たに」─「谷」の訓読み/方言と漢字/位相表記の地域差
第五章 近畿の漢字から
ゆかしい京都の地名/「都」に流行るもの/関西の漢字/浪華の漢字/「辻」のしんにょうの点の数/奈良の国字
第六章 中国・四国の漢字から
島根の「腐」のない「とうふ」/松江の地域文字「淞」「鼕」/岡山の「嵶」と「〓」/土佐の龍/高知らしい漢字/高知の文字/ここでも揺れる「葛」の字体/「汢ノ川」へ/生き続ける「汢」/高知に「玉子」はない?
第七章 九州・沖縄の漢字から
九州、佐賀の地域文字/揺れ動く「〓(うつぼ)」の字体/佐賀の漢字/佐賀の地名と姓の漢字/薄れゆく佐賀の方言/九州の地名と姓/佐賀の「咾」/薄れゆく「咾」/沖縄の漢字/覇の地域略字
第八章 方言漢字のこれから
あとがき
主要文献
〈目次〉
はじめに
第一章 漢字と風土──漢字の使用地域とそこに暮らす人々
地球上の文字とその地理的分布/中国大陸での漢字の伝播と変異/日本での漢字の地域差/各地の特色ある方言漢字/用途別の漢字の地域差/漢字の地域差の効果
第二章 北海道・東北の漢字から
札幌の「札」の異体字/札幌の「幌」の音読み/「函」の形/東北町の「〓」/岩手の〓には「うずがある」
第三章 関東の漢字から
埼玉の地域文字「岾」/消されてゆく地域文字「垳」/銀座は「鮨」/温泉マークの湯気の揺らぎ方/「馬」と書いて「まい」
第四章 中部の漢字から
「笹」より「笠」/新潟の「潟」/甲府で見た懐かしい略字/山梨の地域文字「垈」/「娥」から「ヶ」へ/富士八湖での当て字/東海での「函」の形/春の伊豆の文字/三河の地域誤字/三河の「圦」/中京圏の漢字/東の「や」は西の「たに」─「谷」の訓読み/方言と漢字/位相表記の地域差
第五章 近畿の漢字から
ゆかしい京都の地名/「都」に流行るもの/関西の漢字/浪華の漢字/「辻」のしんにょうの点の数/奈良の国字
第六章 中国・四国の漢字から
島根の「腐」のない「とうふ」/松江の地域文字「淞」「鼕」/岡山の「嵶」と「〓」/土佐の龍/高知らしい漢字/高知の文字/ここでも揺れる「葛」の字体/「汢ノ川」へ/生き続ける「汢」/高知に「玉子」はない?
第七章 九州・沖縄の漢字から
九州、佐賀の地域文字/揺れ動く「〓(うつぼ)」の字体/佐賀の漢字/佐賀の地名と姓の漢字/薄れゆく佐賀の方言/九州の地名と姓/佐賀の「咾」/薄れゆく「咾」/沖縄の漢字/覇の地域略字
第八章 方言漢字のこれから
あとがき
主要文献