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「ぐずぐず」の理由
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「ぐずぐず」の理由

発売日
2011年08月25日
在庫なし
1,760
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ISBNコード
9784047034945
レーベル
角川選書
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
127 × 190 × 15.0 mm
総ページ数
248ページ
いのちの息遣いにふれる、言葉の手ざわり。擬態語から探る現代人の存在感覚
「のろのろ」「おろおろ」。動作の擬音ではなく、振舞いの抽象としての表現が、なぜぴたりとその様態を伝えるのか。ドイツ語で「音の絵」ともいうオノマトペを現象学的に分析。現代人の存在感覚を解き明かす。

〈目次〉
   言葉の感覚 序にかえて

1 声のふるまい オノマトペのさまざまな顔
     ぎりぎり
     ぐずぐず
     ちぐはぐ
     ゆらゆら
     ふわふわ
     ほっこり
     ぼろぼろ
     なよなよ
     にやにや
     ねちゃねちゃ

2 音の絵 オノマトペの構造
   1 音の絵
      感覚による抽象
      批評と否定
   2 言葉の内臓感覚
      音の軌み
      内圧の高まり
      言葉の原体
   3 律動と情調
      初発のリズム
      いのちの息遣い
   4 感覚の越境
      声のテクスチユア
      音色──肌理の表現
      干渉しあう感覚
   5 意味の内と外
      アナーキーな言葉の輝き
      意味と音調
      意味と無意味
      オノマトペの造語機能
   6 魂の言葉 結びにかえて
   あとがき