- ISBNコード
- 9784044058043
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 11.0 mm
- 総ページ数
- 288ページ
沖縄を背負うことなしに、私の戦後の人生はあり得なかった――
昭和20年3月25日、本土防衛の犠牲となった戦闘は、米軍の艦砲攻撃で始まった。中でも「ありったけの地獄をひとつにまとめた」と米軍に言わしめた前田高地での激戦は壮絶を極めた。爆風に吹き飛ばされ、機関銃の乱射を受ける日々、繰り返すゲリラ戦。武装解除後、800名の大隊は29名となっていた――。終戦後に出された多くの資料をふまえた、一個人の体験に留まらないスケールの戦記。沖縄学の第一人者による貴重な記録。
目次
はじめに
一 決戦前夜
プロローグ
学童疎開船對馬丸の悲劇
昭和十九年、十・十空襲
母の疎開
現地入隊
山三四七五部隊
束辺名集落での訓練
甲号戦備下令
二 前田高地の激闘──米軍上陸から敗戦まで
本島上陸
第三十二軍の作戦計画と前田高地
出動命令
山三四七五部隊の出陣
第三十二連隊第二大隊、前田高地へ
「魔の高地」争奪戦
前田高地台上と南側傾斜面洞窟陣地での死闘
南部戦線
前田高地からの脱出
新垣集落での出会い
武装解除
三 捕虜収容所にて
屋嘉捕虜収容所
収容所での日々
作者不詳の「沖縄戦記」
知花米軍病院
復興の兆し──沖縄諮詢会
沖縄文教学校
本土への引き揚げ
四 証言編
志村大隊「前田高地」の死闘(抄)
米軍公刊戦史 米軍の前田高地の戦闘
ジョン・トーランド『大日本帝国の興亡 5』より
米兵の前田高地戦記──デズモンド・T・ドス一等兵の場合
証言1 上等兵 林孝太郎の場合
証言2 上等兵 中出義忠の場合
証言3 沖縄初年兵 比嘉恒吉の場合
証言4 沖縄初年兵 比嘉政雄の場合
証言5 沖縄初年兵 奥間政佐の場合
証言6 沖縄初年兵 川畑勝の場合
第一大隊棚原高地の闘い
おわりに
一 決戦前夜
プロローグ
学童疎開船對馬丸の悲劇
昭和十九年、十・十空襲
母の疎開
現地入隊
山三四七五部隊
束辺名集落での訓練
甲号戦備下令
二 前田高地の激闘──米軍上陸から敗戦まで
本島上陸
第三十二軍の作戦計画と前田高地
出動命令
山三四七五部隊の出陣
第三十二連隊第二大隊、前田高地へ
「魔の高地」争奪戦
前田高地台上と南側傾斜面洞窟陣地での死闘
南部戦線
前田高地からの脱出
新垣集落での出会い
武装解除
三 捕虜収容所にて
屋嘉捕虜収容所
収容所での日々
作者不詳の「沖縄戦記」
知花米軍病院
復興の兆し──沖縄諮詢会
沖縄文教学校
本土への引き揚げ
四 証言編
志村大隊「前田高地」の死闘(抄)
米軍公刊戦史 米軍の前田高地の戦闘
ジョン・トーランド『大日本帝国の興亡 5』より
米兵の前田高地戦記──デズモンド・T・ドス一等兵の場合
証言1 上等兵 林孝太郎の場合
証言2 上等兵 中出義忠の場合
証言3 沖縄初年兵 比嘉恒吉の場合
証言4 沖縄初年兵 比嘉政雄の場合
証言5 沖縄初年兵 奥間政佐の場合
証言6 沖縄初年兵 川畑勝の場合
第一大隊棚原高地の闘い
おわりに