- ISBNコード
- 9784044092030
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 10.5 mm
- 総ページ数
- 272ページ
野心に燃える貴族や武士が鎬を削り、覇者・清盛を生んだ兵乱の真実に迫る!
貴族社会が崩壊を迎える平安末期、京を舞台に勃発した保元・平治の乱。武士中心に語られてきた通説は、錯綜する兵乱の真実を本当に捉えているのか。河内源氏と伊勢平氏を巻き込み、王家と摂関家が骨肉の争いを繰り広げた保元の乱。政治の実権を握った信西を、院近臣藤原信頼らが源義朝の武力で倒すも、平清盛に敗北、河内源氏の壊滅と清盛の勝利を招いた平治の乱――。野心に燃える貴族と武士たちが鎬を削った、闘いの真実に迫る!
目次
はじめに
関係系図
保元・平治の乱関係地図
第一章 分裂する政界 鳥羽院政期の政情
一 王家の内紛
生きていた「賢君」
崇徳の悲劇
院近臣の台頭
分裂する政界
二 摂関家分裂
関白義絶
忠実と忠通
公家・武家・寺社
悪左府頼長
三 武者の世、前夜
為義と義朝
義朝と東国
義朝の躍進
伊勢平氏の動向
第二章 帝王と上皇 保元の乱の勃発
一 政界の激変
矛盾の露呈
まさかの即位
忠実・頼長の失脚
為義一族の抑圧
二 治天の君の死去
御万歳の沙汰
鳥羽院の臨終
平清盛の動向
頼長に対する挑発
三 兵乱の勃発
崇徳と頼長の合流
摂関家恐るべし
後白河陣営の武士
夜襲の決断
第三章 激闘の果て 保元の乱の結果
一 戦闘の展開
夜襲の開始
東三条殿行幸
白河殿の死闘
敗者たちの逃亡
二 敗者の運命
上皇の配流
頼長の惨死
忠実の幽閉
死刑の復活
三 勝者たちの明暗
恩賞の授与
執政信西
王家の葛藤
苦渋の勝者忠通
第四章 新たな闘い 平治の乱の前提
一 政界の勢力地図
信西と信頼
源平の格差
あさましき御寵
信頼と義朝
二 打倒信西
信西との意趣
反信西派・二条天皇側近
反信西派・御白河側近
政変の背景
三 信頼の勝利
三条殿夜襲
信西の最期
挙兵の背景
信頼の政務
第五章 闘いの終息 平治の乱の結末
一 天皇・上皇の脱出
清盛の帰京
公教と二条側近
御白河院の脱出
六波羅行幸
二 後白河側近の全滅
義朝の蜂起
義朝の敗北
公卿の斬首
義朝一族の壊滅
三 最後の勝者
経宗と惟方
乱の終結
それぞれのその後
清盛の勝利
むすび──武者の世の到来
保元・平治の乱を振り返る
武士政権への道
あとがき
文庫版あとがき
参考文献
関係系図
保元・平治の乱関係地図
第一章 分裂する政界 鳥羽院政期の政情
一 王家の内紛
生きていた「賢君」
崇徳の悲劇
院近臣の台頭
分裂する政界
二 摂関家分裂
関白義絶
忠実と忠通
公家・武家・寺社
悪左府頼長
三 武者の世、前夜
為義と義朝
義朝と東国
義朝の躍進
伊勢平氏の動向
第二章 帝王と上皇 保元の乱の勃発
一 政界の激変
矛盾の露呈
まさかの即位
忠実・頼長の失脚
為義一族の抑圧
二 治天の君の死去
御万歳の沙汰
鳥羽院の臨終
平清盛の動向
頼長に対する挑発
三 兵乱の勃発
崇徳と頼長の合流
摂関家恐るべし
後白河陣営の武士
夜襲の決断
第三章 激闘の果て 保元の乱の結果
一 戦闘の展開
夜襲の開始
東三条殿行幸
白河殿の死闘
敗者たちの逃亡
二 敗者の運命
上皇の配流
頼長の惨死
忠実の幽閉
死刑の復活
三 勝者たちの明暗
恩賞の授与
執政信西
王家の葛藤
苦渋の勝者忠通
第四章 新たな闘い 平治の乱の前提
一 政界の勢力地図
信西と信頼
源平の格差
あさましき御寵
信頼と義朝
二 打倒信西
信西との意趣
反信西派・二条天皇側近
反信西派・御白河側近
政変の背景
三 信頼の勝利
三条殿夜襲
信西の最期
挙兵の背景
信頼の政務
第五章 闘いの終息 平治の乱の結末
一 天皇・上皇の脱出
清盛の帰京
公教と二条側近
御白河院の脱出
六波羅行幸
二 後白河側近の全滅
義朝の蜂起
義朝の敗北
公卿の斬首
義朝一族の壊滅
三 最後の勝者
経宗と惟方
乱の終結
それぞれのその後
清盛の勝利
むすび──武者の世の到来
保元・平治の乱を振り返る
武士政権への道
あとがき
文庫版あとがき
参考文献