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暴力と富と資本主義 なぜ国家はグローバル化が進んでも消滅しないのか

著者: 萱野稔人
発売日
2016年03月25日
在庫なし
2,200
在庫がありません
ISBNコード
9784047318823
商品形態
一般書
サイズ
四六判 変形
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 24.5 mm
総ページ数
240ページ
暴力と資本主義をめぐる萱野哲学「国家論」の最新論考集!
グローバリゼーションによって国家はそのうち消滅するだろう、と大まじめに議論されていた。しかし、国家について考察すればするほど、暴力を管理する方法として人類はいまだ国家以上のものをあみだしていない。 国家以上の方法をあみだすことができないのであれば、いくらグローバリゼーションが進んでも国家そのものが消滅することはない。 重要なのは、国家がたとえなくなっても戦争がなくなるわけでもなければ力による支配がなくなるわけでもない、ということだ。資本主義が行き詰まりを迎えるなか、グローバル化の進展で再定義される国家と市場の関係を、「暴力」と「富」の権利から考察する。

目次

第1章 暴力の生態学的考察にむけて
第2章 日本における暴力独占の過程
第3章 近代政治システムの生成と変容
第4章 国家と資本主義の関係
第5章 暴力への権利と富への権利
     ――二つの「権利」から国家と資本主義の関係を考える