- ISBNコード
- 9784048662222
- レーベル
- 電撃文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 17 mm
- 総ページ数
- 344ページ
魔神オティヌスの思惑の通りに、世界は、滅びた。
オティヌスの支配は、成就した。 闘いの舞台であるグレムリンの本拠地、東京湾上に浮かぶ『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものも消えて無くなった。共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。 統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。 神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。いつものように、ここから彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。 ここはそういう『世界』だった。 そして。 そして。 そして。 これは、上条当麻の心を挫く物語。