- ISBNコード
- 9784047035393
- レーベル
- 角川選書
- 商品形態
- 一般書
- サイズ
- 四六判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 127 × 190 × 14.0 mm
- 総ページ数
- 256ページ
『万葉集』は、なぜ1200年も日本人を魅了し続けるのか?
新元号「令和」決定!
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
〈目次〉
はじめに
第一章 『万葉集』を「読む」ということ
第二章 『万葉集』を読んでいた紀貫之──平安時代前期における『万葉集』
一 平安時代初期の『万葉集』
二 菅原道真の『新撰万葉集』
三 『古今和歌集』の万葉像
四 紀貫之と『万葉集』──〈古代〉世界への参入
第三章 紫式部と複数の『万葉集』──平安時代中期における『万葉集』
一 平安時代中期の『万葉集』
二 佳麗な『万葉集』抄出本
三 〈訓み〉による「万葉歌」
四 「訓読」の始まり
五 『万葉集』への関心の高まり
六 藤原道長・頼通による書写
七 紫式部が読んでいた『万葉集』
第四章 藤原定家の〈古代〉──平安時代後期における『万葉集』
一 平安時代後期の『万葉集』
二 後三条天皇・白河天皇の親政と『万葉集』
三 写本の並立と吸収
四 『堀河百首』と『万葉集』
五 冊子本の『万葉集』の登場
六 歌学の時代へ
七 動乱の時代の中の『万葉集』
八 藤原俊成の新たな万葉像
九 「うたの源なり」
十 藤原定家と『万葉集』──〈古代〉への憧憬
第五章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚
──中世における『万葉集』
一 鎌倉武士の『万葉集』
二 源実朝の『万葉集』
三 学僧仙覚による新しい『万葉集』
四 仙覚の「道理」
五 仙覚の万葉学の行方
第六章 賀茂真淵の〈批評〉──江戸時代における『万葉集』
一 印刷本の『万葉集』
二 鑑賞・批評の萌芽──〈批評〉前史
三 方法としての〈批評〉
四 賀茂真淵による〈批評〉の理論化
五 賀茂真淵の「万葉調」
第七章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」
──近代における『万葉集』
一 近代日本の『万葉集』
二 江戸から明治へ
三 東京大学における『万葉集』研究
四 「国文学」への関心の高まり
五 和歌革新運動と『万葉集』
六 佐佐木信綱の和歌革新と「評釈」
七 『校本万葉集』
第八章 『万葉集』の未来
参考文献
おわりに
『万葉集』1200年目のベストセラーに。
八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
〈目次〉
はじめに
第一章 『万葉集』を「読む」ということ
第二章 『万葉集』を読んでいた紀貫之──平安時代前期における『万葉集』
一 平安時代初期の『万葉集』
二 菅原道真の『新撰万葉集』
三 『古今和歌集』の万葉像
四 紀貫之と『万葉集』──〈古代〉世界への参入
第三章 紫式部と複数の『万葉集』──平安時代中期における『万葉集』
一 平安時代中期の『万葉集』
二 佳麗な『万葉集』抄出本
三 〈訓み〉による「万葉歌」
四 「訓読」の始まり
五 『万葉集』への関心の高まり
六 藤原道長・頼通による書写
七 紫式部が読んでいた『万葉集』
第四章 藤原定家の〈古代〉──平安時代後期における『万葉集』
一 平安時代後期の『万葉集』
二 後三条天皇・白河天皇の親政と『万葉集』
三 写本の並立と吸収
四 『堀河百首』と『万葉集』
五 冊子本の『万葉集』の登場
六 歌学の時代へ
七 動乱の時代の中の『万葉集』
八 藤原俊成の新たな万葉像
九 「うたの源なり」
十 藤原定家と『万葉集』──〈古代〉への憧憬
第五章 「道理」によって『万葉集』を解読した仙覚
──中世における『万葉集』
一 鎌倉武士の『万葉集』
二 源実朝の『万葉集』
三 学僧仙覚による新しい『万葉集』
四 仙覚の「道理」
五 仙覚の万葉学の行方
第六章 賀茂真淵の〈批評〉──江戸時代における『万葉集』
一 印刷本の『万葉集』
二 鑑賞・批評の萌芽──〈批評〉前史
三 方法としての〈批評〉
四 賀茂真淵による〈批評〉の理論化
五 賀茂真淵の「万葉調」
第七章 佐佐木信綱による「校本」と「評釈」
──近代における『万葉集』
一 近代日本の『万葉集』
二 江戸から明治へ
三 東京大学における『万葉集』研究
四 「国文学」への関心の高まり
五 和歌革新運動と『万葉集』
六 佐佐木信綱の和歌革新と「評釈」
七 『校本万葉集』
第八章 『万葉集』の未来
参考文献
おわりに