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聖地感覚

発売日
2013年10月25日
在庫なし
880
在庫がありません
ISBNコード
9784044094492
レーベル
角川ソフィア文庫
商品形態
文庫
サイズ
文庫判
商品寸法(横/縦/束幅)
105 × 149 × 12.0 mm
総ページ数
304ページ
人は何故、聖地に惹かれるのか。永遠の問いに挑む画期的フィールドワーク!
人を惹きつける聖地の力とは?国内外の聖地を数多く探訪してきた著者は、『春と修羅』をはじめ大地と魂の“秘密の交歓”が記された作品を精読。そして大自然に宿る霊性と、霊長類研究が教える動物たちの聖の直感の謎を求め、一人、京都東山修験道へと赴く。深い森に迷う中で日常の常識を手放した時、身体古層から湧き上がってきたものとは――。人間を自然へと解き放つ野生の声を、躍動感あふれる筆致で描く、聖地のフィールドワーク。解説:内田樹

目次

はじめに──富士山への頌歌 火水の聖地感覚

序 章 よみがえる聖地感覚
一 「千の風になって」とアニミズムと聖地感覚
二 聖地巡礼今昔物語
三 わが聖地巡礼の始まり
第一章 聖なるエネルギーと情報
一 宮沢賢治とDer heilige Punkt
二 チンパンジーにおける「聖地感覚」の萌芽
三 聖地の特徴
第二章 聖なる場所の感覚
一 「シャーマン山」と呼ばれる山々──意識変容と聖地感覚
二 青森県の「シャーマン山」
三 青の仙境、あるいは色の聖地感覚
四 両極的遠近法、あるいは表と裏の聖地感覚
五 奥の聖地感覚
六 天津清水の聖地感覚
第三章 聖なる場所の秘密
一 三輪山──「ミワ」という聖地感覚の秘密
二 熊野──「クマノ」という聖地感覚の秘密
三 天河──「テンカワ」という聖地感覚の秘密
第四章 東山修験道と身一つ感覚
一 東山修験道の始まり
二 東山修験道日記
終 章 身一つ東山修験道
一 「竹林の隠者」富士正晴と場所の記憶
二 聖地文化とフィールドワークと身一つ東山修験道

引用・参考文献
文庫版あとがき
解説  内田 樹