- ISBNコード
- 9784044072346
- レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 商品形態
- 文庫
- サイズ
- 文庫判
- 商品寸法(横/縦/束幅)
- 105 × 149 × 10 mm
- 総ページ数
- 256ページ
世界を感動させた「サムライ日本(ジャパン)」の原点。新訳で読む決定版
深い精神性と倫理性を備えた文化国家・日本を、世界に広めた名著『Bushido』。多くの先人が、日欧ふたつの文化を対立あるいは異質なものと見てきたなか、両者の根本的共通性を見出そうと努めた新渡戸が、本書に込めたものは何か。読みやすい訳文とともに、各章の意義や背景を「解説ノート」で紹介。エピソードや時代背景もよくわかる「生涯と思想」も付載する。世界を魅了し続ける「サムライ日本」の原点に迫る新訳決定版!
目次
訳者まえがき──『武士道』の新訳にあたって
初版への序文
第一章 道徳システムとしての武士道
武士道という文化
武士道の定義
武士道の成立
第二章 武士道の源流
仏教
神道
儒学
王陽明の思想とその感化
激動の時代に鍛え上げられた個性
第三章 義もしくは正義
義の発生と武士道への展開
義から派生した義理
第四章 勇気──果敢で忍耐強い精神
正しい勇気の条件
勇気の鍛錬
勇気と平静
戦いと友情
第五章 慈悲──哀れみの情
王者の徳
封建制と慈悲
慈悲とは優しい徳
武士と風雅の文化
第六章 礼
他者への思いやりとしての礼
礼儀作法とは
優雅さの効用
他人への共感
日本人の謙譲
第七章 信用と誠実
信用の重み
日本人の嘘
日本の商道徳
武士と商業
第八章 名誉
恥の感覚
忍耐の重み
青年と名誉
第九章 忠誠
武士道の根幹をなす倫理
家族愛をも超える忠誠の倫理
個人に優先する共同体
ふたつの忠誠
忠誠とへつらい
第十章 侍の教育と訓練
侍教育の基本
金銭を卑しむ
師弟の交わり
第十一章 自制
感情を抑える
悲しみを隠す微笑と詩歌
第十二章 自死と仇討ち
普遍的文化としての自死
切腹の意味
名誉ある死
滝善三郎の切腹
幼い兄弟の切腹
切腹濫用への戒め
仇討ちの論理
切腹と仇討ちの根源
第十三章 刀、侍の魂
神聖なる武器
許されない刀の濫用
第十四章 女性の修練と地位
武士道における理想の女性
武家の女性の心得
家族への献身
自己犠牲の精神
武士階級における女性の地位
女性評価の尺度
謙遜の論理
武士道における倫理的人間関係
第十五章 武士道の影響
武士道が民衆におよぼした感化
偶像としての侍
大和心と桜
第十六章 武士道はまだ生きているか
武士道がおよぼし続ける影響
近代日本を生み出した原動力
国民への影響
キリスト教伝道活動の誤り
第十七章 武士道の将来
消滅していく武士道
再生されるべき精神
姿を変えて生き延びていく武士道
《解説ノート》
新渡戸稲造の生涯と思想
開拓者の血
札幌農学校
太平洋の橋
アメリカでの大学生活、妻メリーとの出会い
ドイツ留学と結婚、帰国
札幌での新生活
アメリカへの転地と『武士道』の成立
『武士道』の反響とその意味
台湾へ
教育者への復帰と言論人としての活動
民俗学、女子教育への関心
日米交換教授から国際連盟へ
日本帰国と混迷する政治、社会状況への対応
最後の日米平和への努力と終焉
読書案内
初版への序文
第一章 道徳システムとしての武士道
武士道という文化
武士道の定義
武士道の成立
第二章 武士道の源流
仏教
神道
儒学
王陽明の思想とその感化
激動の時代に鍛え上げられた個性
第三章 義もしくは正義
義の発生と武士道への展開
義から派生した義理
第四章 勇気──果敢で忍耐強い精神
正しい勇気の条件
勇気の鍛錬
勇気と平静
戦いと友情
第五章 慈悲──哀れみの情
王者の徳
封建制と慈悲
慈悲とは優しい徳
武士と風雅の文化
第六章 礼
他者への思いやりとしての礼
礼儀作法とは
優雅さの効用
他人への共感
日本人の謙譲
第七章 信用と誠実
信用の重み
日本人の嘘
日本の商道徳
武士と商業
第八章 名誉
恥の感覚
忍耐の重み
青年と名誉
第九章 忠誠
武士道の根幹をなす倫理
家族愛をも超える忠誠の倫理
個人に優先する共同体
ふたつの忠誠
忠誠とへつらい
第十章 侍の教育と訓練
侍教育の基本
金銭を卑しむ
師弟の交わり
第十一章 自制
感情を抑える
悲しみを隠す微笑と詩歌
第十二章 自死と仇討ち
普遍的文化としての自死
切腹の意味
名誉ある死
滝善三郎の切腹
幼い兄弟の切腹
切腹濫用への戒め
仇討ちの論理
切腹と仇討ちの根源
第十三章 刀、侍の魂
神聖なる武器
許されない刀の濫用
第十四章 女性の修練と地位
武士道における理想の女性
武家の女性の心得
家族への献身
自己犠牲の精神
武士階級における女性の地位
女性評価の尺度
謙遜の論理
武士道における倫理的人間関係
第十五章 武士道の影響
武士道が民衆におよぼした感化
偶像としての侍
大和心と桜
第十六章 武士道はまだ生きているか
武士道がおよぼし続ける影響
近代日本を生み出した原動力
国民への影響
キリスト教伝道活動の誤り
第十七章 武士道の将来
消滅していく武士道
再生されるべき精神
姿を変えて生き延びていく武士道
《解説ノート》
新渡戸稲造の生涯と思想
開拓者の血
札幌農学校
太平洋の橋
アメリカでの大学生活、妻メリーとの出会い
ドイツ留学と結婚、帰国
札幌での新生活
アメリカへの転地と『武士道』の成立
『武士道』の反響とその意味
台湾へ
教育者への復帰と言論人としての活動
民俗学、女子教育への関心
日米交換教授から国際連盟へ
日本帰国と混迷する政治、社会状況への対応
最後の日米平和への努力と終焉
読書案内