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黙視論

著者: 一 肇
発売日
2017年05月31日
在庫なし
1,540
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ISBNコード
9784041025307
商品形態
一般書
サイズ
四六判
商品寸法(横/縦/束幅)
128 × 188 × 18.0 mm
総ページ数
256ページ
唯一無二の新鋭「一肇」が放つ、渾身の「問題作」!
「極力、人と会話しない」という自分ルールを守って生きる女子高生・幸乃木未尽(こうのぎ・みづく)。
言葉を捨てたことで、相手の「ありえたかもしれない物語」――未尽が【黙視】と呼ぶ幻を見ることができる。
ある日、未尽は、学校の中で赤いバンパーのついたスマホを拾った。液晶画面に持ち主からのメッセージが流れてきて応答するうちに、【九童環(くどう・たまき)】と名乗る彼は「自分はテロリストで、ひと月後の文化祭に爆弾を仕掛けた」と打ちあけ始める。「そのスマホは、テロの起動スイッチ」だというのだ!「返却することはできない」と言う未尽に、環は1つの賭けを持ちかける。
「――では、どちらが先に相手を見つけられるか、競争しよう」
テロリストの正体を探し、学校内を奔走する未尽の前に、次々と現れる【九童環】候補たち。それぞれの成し遂げようとする「テロ」とは!?